羽毛ふとんのリフォーム、全く同じものに仕立て直す必要はありません。

羽毛ふとんを仕立て直す時には
今お使いのものと全く同じものに仕立て直す必要はありません。

全く同じものとは・・・
同じサイズであったり、同じ(ような)厚さのものであったり
ということです。

羽毛ふとんリフォーム

お使いのダブルサイズの羽毛ふとんを生活環境の変化から
シングルサイズに仕立て直す。
厚い、冬用の羽毛ふとんを
夏用の薄い羽毛ふとん(ダウンケット)や
春秋用の少し薄い合掛の羽毛ふとんに仕立て直すこともできます。


ダブルサイズの羽毛ふとん1枚を
シングルサイズの冬用の羽毛ふとんと夏用のダウンケットの2枚に
仕立て直された方もいらっしゃいます。
ただ中身の羽毛の量によっては、足し羽毛代を別途いただく場合があります。


最近、他店で買った羽毛ふとんが昔よりも暖かくなくて気持ち悪い感じ・・・。
とのご相談も。
そういう場合、タグの側生地の欄をチェックするとすぐに判明します。
ポリエステル混の生地を使っています。
ポリエステルを使っているから、ふとんの中が蒸れて蹴飛ばしたり
気持ち良い睡眠環境から離れてしまいます。
側生地が綿100%のものに仕立て直しましょう。

しかし、最近の羽毛ふとんは側生地がポリエステルになったこともあって
中身の羽毛の量がかなり減らされています。
暖かく快適にお休みになるには、綿100%の側生地に変更するだけではなく
中身の羽毛を増やさなければいけないことも多々あります。
足し羽毛代を別途いただくことになりますが
羽毛の量を増やすことによって、暖かく快適な羽毛ふとんになります。


新しい羽毛ふとんの選び方にも通ずることを書きましたが
お使いの羽毛ふとんのリフォーム(仕立て直し)といっても
意外に選択肢が多くあります。


羽毛ふとんだけではなく、寝具全般に言えることですが
インターネットや通販など、クリック一つ、電話一本で決めるのはやめておきましょう。
羽毛ふとんを目の前にして、面と向かってご相談した方が
今後の長い睡眠生活がより快適になることでしょう。

下関市近郊の方は地域密着で安心
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房にお気軽にご相談ください。

羽毛ふとん、仕立て直しの判断ポイント

早いもので、もう11月。
ますます羽毛ふとんが活躍することでしょう。
新しい羽毛ふとんの選び方も後日紹介いたしますが
今回は仕立て直しの判断ポイントについて。

羽毛ふとん、新しく買い替えた方が良いのか
今使っているものを仕立て直す(リフォームする)方が良いのか
お悩みの方がいらっしゃいます。
当店にも多くの方からお問い合わせいただいています。

実際に現物を見てみないことには
はっきりと、こうした方が良いですよとは言えませんが
とりあえずの簡単な見分け方を紹介してみましょう。

羽毛ふとんについているタグが読める状態であれば
タグを見ることが一番簡単に見分けられます。

羽毛ふとんタグ
羽毛ふとんのタグ

まず大前提として羽毛ふとんであること。
ダウンの比率が50%以上のものであれば、羽毛ふとんと呼ぶことができます。
が、仕立て直される場合はダウン85%以上のものが良いでしょう。

ダウン85%・フェザー15%
ダウン90%・フェザー10%
ダウン93%・フェザー7%
ダウン95%・フェザー5%
などが多く見られる比率です。


タグの字が読めない、タグがない、などの場合は
羽毛ふとんを手のひらで押さえたり、挟んでみてください。
ごつごつした感触、硬いものがあるような感触があれば
それはフェザーと思われます。
それを簡単に感じることができるということは
フェザーの比率が高く、ダウン85%以下の可能性が高いでしょう。

他には、手で押さえてみて反発力があるか。
また、4つ折りにたたんでみてあまりにもぺったんこなものは
仕立て直しても、ふっくら復活が難しいでしょう。
もし、ご自分で洗濯して乾燥不足などでぺったんこになった場合は
当店でもう一度洗浄してあげることで復活させることができます。


以上のような簡単なポイントはありますが、なかなか判断は難しいかもしれません。
そんな場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
プロの目でしっかりと判断いたします。

下関市近郊で、羽毛ふとんのことでお悩みでしたら
自店で羽毛ふとんを手作りしている
末次ふとん店・末次羽毛工房に安心しておまかせください。

プレミアムダウンウォッシュの方が優れているのですが・・・

冷え込んできたため、羽毛ふとんの仕立て直しの問い合わせが増えています。

羽毛ふとんリフォーム

側交換するにあたり、羽毛(ふとん)の洗浄を
丸洗いにするか
プレミアムダウンウォッシュにするか・・・

プレミアムダウンウォッシュを希望するも
日数がかなりかかってしまうことから
丸洗いに変更される方もいらっしゃいます。
もちろん、せっかくきれいにするんだからと
プレミアムダウンウォッシュを選択される方も多くいらっしゃいます。

丸洗い後の側交換であれば、10日前後でのお渡し
プレミアムダウンウォッシュ後の側交換であれば、4週間程度・・・
今から冷える時季を迎えるのに、約1か月間も羽毛ふとんが手元にないのは困ると
丸洗いの洗浄に変更された方も。

ただ、一番込み合っていた時期を過ぎたようにも思いますので
これからは4週間もかからない可能性もあります。
が、余裕を持ってお出しいただけると幸いです。


洗浄力の違い、リフォーム後の羽毛ふとんの復活の度合いの違い
など、プレミアムの方が優れているのは明白ですが
いかんせん日数はどうしようもありません。
それだけ手間をかけているのでやむを得ず、申し訳ありません。

現在、プレミアムダウンウォッシュによるリフォームのご注文をされている方は
洗浄工程終了後、早急に羽毛ふとんの製造にとりかかりますので
今しばらくお待ちくださいませ。
新品同様によみがえりますので、お楽しみに。


前回紹介しました、打ち直すことができるわたふとんの見分け方のような
羽毛ふとんバージョンを紹介しようと思っていましたが
次回以降にお知らせいたします。

下関市近郊で、羽毛ふとんのことでお悩みごとがありましたら
末次ふとん店・末次羽毛工房にお気軽にご相談ください。

当店では、羽毛ふとんもわたふとん同様に
1枚1枚丁寧に手作業にて仕立てています。

打ち直すことができるふとんの見分け方

前回、打ち直すことができるわたふとんについて
お知らせしましたが、少し補足します。

わたふとんは「和とじ」と呼ばれている
中綿と側生地がずれないように糸で止めているものが
見られると書きました。
「和とじ」は、機械(特殊ミシン)で行うところもありますが
当店では、1つ1つ手作業にて行っております。

この「和とじ」以外に、中身がずれないように
ミシンで細かく、端から端までまっすぐに
または波打ったようにキルティングされているものが見られます。

敷布団キルティング
キルティング(面部分)

このキルティングされたものは
その多くが打ち直しすることができません。
羊毛混のものであったり、ポリエステルのものであったり。

敷布団ヘム
ヘム加工(ふとん周り)

ふとんの周りをヘム加工と呼ばれる縫製をしているものも
打ち直すことができない羊毛混などのものです。

ふとんについている表示タグに
「中わた」と書いてあるために、中身が打ち直すことができる
「綿わた」と思われている方もいらっしゃいました。

わたのふとんは、新しく購入される際には
確かに安い羊毛混などのふとんよりはお値段が張ります。
ただし、一度購入されると
次回からはそのふとんを打ち直して
新品同様に復活させることができるため
長い目で見ると、お得感が出てきます。

もちろん寝心地も既製品のふとんとはまるで違い
ぐっすりお休みいただけるものになります。
これからの季節になると、わた敷ふとんでお休みになると
その暖かさをしっかり感じられることでしょう。

そして打ち直すことは、廃棄されるごみが少なく
地球にやさしい行動になります。
最近よく目にするSDGsですが
ふとん屋さんは、昔からず~っと地球にやさしい行動をしていました。

粗大ごみのナンバーワンと言われている「ふとん」
ごみの量を減らすという観点からも
「わたふとん」が見直されています。

下関市彦島の末次ふとん店では
新しいわたふとんはもちろんのこと手作りして
お使いになられていたわたふとんも
自店工場でわたを打ち直して、手作りで仕立て直しています。

打ち直すことができるのか分からない、不安な方は
お気軽に末次ふとん店までご相談ください。

打ち直すことができるわたふとん

急に冷え込んできたこともあってか
お使いのわたふとんの仕立て直しや
新しいわたふとんをお求めになる方が多くなっています。

わたふとんの仕立て直し・・・
わたふとんの場合は「打ち直し」と呼ばれています。
なぜ打ち直しと言うのか、というのは別の機会に譲るとして

自分が使っているふとんが何なのか、わたふとんなのか
はっきりとは分かっていらっしゃらない方もいらっしゃいます。
打ち直しの依頼を受けて、お客様のところに伺ってみると
わたふとんではなく、打ち直すことができないふとんであることも・・・。

最近多い機能性に優れた敷ふとん(マットレス)などは
打ち直せないことは分かるかと思いますが
羊毛混敷布団などが、どうかなぁと悩むところではないでしょうか。


ここで、わたふとんに見られる特長を挙げておきます。
ふとんに「和とじ」と呼ばれるものが見られるかどうか。
和とじは、わたふとんの側生地と中身の綿がずれてしまわないように
とめている糸だと思ってください。

わたふとん和綴じ
和とじ(面部分)

こちらの写真は、ふとんの寝る面部分にある「とじ」です。
こういったとじが敷布団の場合で10か所程度見られます。

わたふとん和綴じ
和とじ(四隅)

こちらの写真のとじは、ふとんの四隅にあるものです。

以上のような「和とじ」があれば
わたふとんである可能性が高く、打ち直すことができます。

わたふとんは、ふわふわのイメージをお持ちでしょう。
長年使っていくうちに、わたが締まってふわふわ感がなくなってしまいます。
そんな時には打ち直して、新品同様に復活させることができます。

下関市近郊でわたふとんの打ち直しをお考えになった場合は
下関市彦島の末次ふとん店におまかせください。
当店ではわたふとんは1枚1枚丁寧に手作りしています。