羽毛ふとん、内容量と側生地の合わせ技

前回前々回と、羽毛ふとんを買う時には
必ず品質表示の確認をしましょう!として
内容量と側生地についてお知らせしました。

念のため、簡単に再確認すると・・・
最近の羽毛ふとんは
内容量は減量されている。
側生地にはポリエステルが使われている。
ということです。

詳細は、前回前々回のブログをご覧いただけますと幸いです。


さて、この内容量の減量についてですが
内容量が減ってしまうと、当然羽毛ふとんのボリュームがなくなり
単純に中身が減っているため、暖かさは劣ってしまいます。
ということはお知らせしましたが
では、なぜそれでも買ってしまうのか・・・。

羽毛の内容量と側生地のポリエステルには
切っても切れない関係性があるんです。

側生地にポリエステルを使うと、価格を抑えることはもちろん
側生地自体の重量を抑えることができます。
側生地だけの重さが、綿のものと比べるとかなり軽くなるため
中身の羽毛の量が減ってもボリューム感を出すことができるんです。

羽毛ふとんには断然おすすめの、というよりも必至な
綿100%の側生地に、最近の主流である内容量が1.1kgの場合
正直なところ、ポリエステルのものほどボリュームが出ません。

ポリエステル85%生地に羽毛を1.1kg入れたものと
綿100%の側生地に羽毛を1.3kg入れたものを実際に比べてみても
ボリューム感にそん色はありません・・・。

ということは、安いポリエステル生地に、中身を少なくして
コストを落とした羽毛ふとんでも良く見えるから
それに惑わされて購入に至ってしまうんです。

量販店や通販では、きちんと説明を受けて理解をした上で購入することなく
自分でレジに持って行く、クリック1つ、で簡単に購入することができます。

末次ふとん店内

当店では、羽毛ふとんを多様に品揃えしているため
実際に目の前で比較しながら、説明して販売しています。
店内価格表示POPにも、側生地と内容量はしっかりと記載しています。

良い羽毛ふとんを購入すれば、長く快適にお使いいただけます。
ポリエステル混生地では、静電気の影響でホコリを呼んでしまい
また、中身の羽毛を傷める可能性も考えられます。

羽毛ふとんを新しく購入する際には
羽毛ふとんは羽毛工房などという名称がつく
自店で手作りしている街のふとん屋さんでのご相談がおすすめです。
下関市近郊では、末次ふとん店・末次羽毛工房に
あなたの羽毛ふとん、安心しておまかせください。

羽毛ふとんを買う時には、必ず品質表示の確認をしましょう!側生地は?

前回、羽毛ふとんの価格を抑える仕掛けとして
内容量を減らしていることをお知らせしました。
以前は1.4kg程度入っていたものが
最近では1.0~1.1kg程度に減量されていると。

その他にも価格を抑える仕掛けがあります。

さらなる仕掛け、それは側生地の品質を下げることです。
かつての羽毛ふとんの側生地は、ほぼ綿100%でした。
綿の品質はともかくとして、ほとんどの羽毛ふとんが綿でした。

高級感を出すために、絹の側生地のものもありましたが
強度に不安があるため、最近では見られなくなりました。
現在、絹の側生地の羽毛ふとんをお使いの方は
側の擦り切れなどが起こっていないか、注意してください。
もし側生地に破れなどが見られる場合でも、リフォームすることで
羽毛ふとんが生まれ変わります。お気軽にご相談ください。

天然繊維である綿の側生地が多かった羽毛ふとんが
ここ数年で一気に変わってしまいました・・・。
綿価格の上昇(高騰)により、ポリエステル混のものばかりです。
一番多いのがポリエスエル85%、綿15%の側生地でしょう。

さらに、それが今ではポリエステル100%のものも見られるようになりました。
綿の割合を減らすことで価格を抑えることができるため
ポリエステル100%に行きついたわけです。
側生地が綿でなくなることで、快適さが低減しムレを感じたり
静電気が発生してホコリを呼び寄せたりと
綿生地と比べるとデメリットが目立ちます。

羽毛ふとんの注意点(通販チラシ)

そんなあの手この手の価格を抑える仕掛けを施すことで
価格をキープしているんです。
そこに、実際に毎日使うお客様のことは考えられていません。
ただ価格を抑えるメーカー(販売)側の都合でしかありません。

羽毛ふとんを購入する際には、タグや品質表示POPなどをしっかりと見て
分からない場合は店員さんに聞き、理解した上で購入するようにしましょう。

羽毛ふとんは羽毛工房などという名称がつく
自店で手作りしている街のふとん屋さんでのご相談がおすすめです。
下関市近郊では、末次ふとん店・末次羽毛工房に
あなたの羽毛ふとん、安心しておまかせください。

羽毛ふとんを買う時には、必ず品質表示の確認をしましょう!内容量は?

末次ふとん店の羽毛ふとんは高い?
決してそんなことはありません。
ただ「羽毛ふとん」という名称の品物としてだけで
比べてみるとお高く感じるかもしれません・・・。

羽毛ふとん

先日の爆買いの羽毛ふとんのような
値が張るものも確かにありますが、それだけではありません。
そして1つ言えることですが、爆買いの羽毛ふとんも
その品質の羽毛ふとんとして見ると、高いものではありません。

量販店や通販番組などの羽毛ふとんは確かにお安い。
でも、それには理由があるんです。

あの「うまい棒」ですら、値上げをせざるを得ない状況。
寝具業界も例外なく、原材料など物価が上昇しています。
そして、原料の今後の値上げもすでに予告されているのが現状です・・・。

そんな状況下でも、通販などの羽毛ふとんのお値段は
ず~っとキープされているように感じられます。
なぜ物価上昇が続く中でそんなことができるのか。
それには、価格を抑えるための仕掛けがあります。

あのうまい棒も、私たちが子供の頃と変わっている点があります。
10円をキープするために、内容量を減らしていたようです。
今回はその策を取らずに、値上げをするということは
それだけの状況なのでしょう・・・。

っと話が横道にそれました。


価格を抑える仕掛け。
お菓子のように、内容量を減らしています。
羽毛ふとんで言えば、かつては中身の羽毛が1.4kg入りだったものを
1.1kgや1.0kgなどにして、300g~400gも減らす。
中身が減っているので、ボリュームも減って当然暖かさが変わってきます。
以前ほどの暖かさがないため、せっかく買い替えても
満足感が得られないことも。

内容量を確認して購入される方も少なく、気付きにくい変更点です。
ただ、最近では気にされる方も増えてきたようで
他店の内容量に不満をお持ちになって、いろいろと調べた結果
当店にたどり着いた方もいらっしゃいます。

当店としては他店に行くことなく
「羽毛ふとんと言えば末次」
ということが、すぐに頭に浮かぶ状況にしたいところです。

羽毛ふとんは羽毛工房などという名称がつく
自店で手作りしている街のふとん屋さんでのご相談がおすすめです。
下関市近郊では、末次ふとん店・末次羽毛工房に
あなたの羽毛ふとん、安心しておまかせください。

羽毛ふとんの値段の違い

先日のテレビ放送のおかげでしょうか
羽毛ふとんのお問い合わせが増えてきたように思えます。
新型コロナウイルスの猛威が続いている中での放送は
何かのきっかけにもつながり、非常にありがたい限りです。

末次ふとん店内

さて、羽毛ふとんのお値段ですが、それこそピンキリです。
高~いものだと300万円なんてものも
時々テレビなどで放送されたりしますが、それはもう別格です。
そこには触れません。
もちろん「どうしても売ってくれ」と言われれば、ご用意はできますが・・・。

実際のところ、多くの方が一番目にする金額は
15,800円くらいから15万円くらいになるのではないでしょうか。
それでも価格差は10倍になります。
その価格差は何?と思うのは当然です。
同じものなら安い方が良いから、15,800円にしようと思うかもしれませんね。

例えば19,800円、29,800円、39,800円
どれが一番お買い得?と聞かれるとそれはそれで困ってしまいます。
羽毛ふとんの価格を決める要素は側生地と中身の羽毛の品質と量が主です。
他要素もありますが、主にその組み合わせで価格が決められます。

お値段が安くなるには、やはりそれなりの理由があります。
販売側(メーカー)が安く見せようと
あの手この手で策を講じています。
それは使う側の快適さや暖かさを犠牲にしている策かもしれません。

当店でも価格の幅広く品揃えしています。
当店手作りの羽毛ふとんから、メーカー既製品までいろいろと。
当店手作りのもので、メーカー既製品と同じ金額であれば
メーカー既製品のものよりも暖かく快適な羽毛ふとんに仕立てています。

通販などでは、主に金額でしか判断できません。
安さを全面にアピールしていますが、
届けられてみると思っていたものと違うということはよくあります。
当店では、羽毛ふとんを展示しています。
展示している羽毛ふとんを実際に見て触って
納得していただいた上で購入することができます。

次回から、羽毛ふとんを選ぶ際の注意点などをお知らせしたいと思います。

下関市近郊で羽毛ふとんの購入をお考えでしたら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房におまかせください。
当店工房で羽毛ふとん製造機を用いて、実際に手作りしていますので
製造直売の低価格高品質羽毛ふとんをご用意いたします!

羽毛ふとんを手作りしているという情報発信!

先日のゴールデンでの再放送。
「見たよ~」「また出とったね~」
ご覧いただき、ありがとうございます。

ホームページ、Facebookページ、このブログ、店内POPやチラシなどには
羽毛ふとんを当店で手作りをしている旨をお知らせしています。
が、どうしてもその発信力は微力なものに過ぎず
まだまだ多くの方には知られていないのが実状です・・・。

羽毛を手づかみ!
羽毛を手でつかんで、充填します

しかし、前回の放送、今回の再放送という
テレビ(しかも、全国放送)によって改めて
当店で羽毛ふとんを手作りしているという
情報発信ができたことはありがたい限りです。

新しい羽毛ふとんだけではなく
お使いの羽毛ふとんを仕立て直しする時に
新しい側生地に羽毛を充填する際にも
当店で同じように1枚1枚手作りしています。

実際に羽毛を触って、確認して作るため
より暖かく快適にお使いただけるように
中身の量や、新しく加える量などを考えています。

まだまだ、羽毛ふとんが重宝される季節
当店手作りの暖かい羽毛ふとんで寒い季節を乗り切りましょう!

なお、末次ふとん店では羽毛ふとんだけではなく
わたふとんも自店にて、手作り、仕立て直ししています。
安心しておまかせください。