現在の仕立て直しの納期について

涼しくなったと思ったら、また少し暖かく・・・
寒暖差には十分に気をつけましょう。

冬ふとんへの移行にあたって、お使いのふとんのお手入れ
また昨シーズン使っていたふとんのお手入れをする時季でもあります。
ふとんは、しっかりお手入れすることで長く使うことができます。

仕立て直し

ふとんの仕立て直しですが
現時点での納期をお知らせいたします。

わたふとんの打ち直しは
およそ2週間~20日程度でのお渡しとなります。

急な冷え込みもあってか、おかげさまで打ち直しのご依頼が増えており
今後さらに日数がかかるかもしれません。
余裕をもってご依頼いただきますと幸いです。

当店のわたふとんの打ち直しは
お預かりしたわたふとんをほぐすための打ち直しの機械と
側生地縫製のミシンを除いて、一切の機械を使っておりません。
1枚1枚職人の手作りにこだわって仕上げています。
大量生産ではない、手作りのぬくもりを感じるやさしさ。
日数がかかってしまうことをご了承ください。


次に羽毛ふとんの仕立て直しの納期について。
仕立て直しの納期は羽毛の洗い方によって異なります。

・プレミアムダウンウォッシュ(中身を取り出して洗う完全洗浄)は3週間~4週間程度
・丸洗い後側交換(お使いのふとんのまま丸洗いする簡易洗浄)は10日程度
・側交換(お預かりしたままの洗浄なし)は2~3日

プレミアムダウンウォッシュによる完全洗浄は
現在ご注文を多くいただき、お預かりする期間が長くなっているため
お渡し時には、今よりもかなり涼しくなっていることでしょう。
お早めにどうぞ。

ただ日数はかかるにしても、今後長~く使うことになる羽毛ふとんです。
しっかりと洗浄するプレミアムダウンウォッシュコースでのお手入れで
冬は暖かく眠れるようにしましょう。

なお、羽毛ふとんも当店で手作業にて1枚1枚丁寧に仕上げています。


わたも羽毛も手作りしている末次ふとん店に安心しておまかせください。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その5

特に朝晩、一気に冷え込んできましたが
暖かくお休みになってますか?
急な冷え込みには寝具でしっかり対応しましょう。

今回も、羽毛ふとんのリフォームについて。
羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わることをお伝えしています。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛

今回は、3.不足分の羽毛について。

当店では基本的に羽毛ふとんの仕立て直しの場合
抜き取った羽毛の量以上で仕立て直しています。

洗浄、特にプレミアムダウンウォッシュの場合
羽毛を取り出して、徹底的に洗浄するため
羽毛のちりやごみ、取れてしまったダウンなど
くずになってしまったものは取り除かれ
きれいな状態で、次に使える羽毛だけを再利用するため
1割程度は中身の羽毛の量が減っています。
もちろん羽毛の程度や使用年数などによっても変わってきますが
減ることは間違いなく、場合によっては2割程度の減少も。

そこで目減りした量は、当店が責任を持って新しい羽毛を補充して
きれいにふっくらとするように、仕立て直しています。
およそ200g程度を目安に、新しい羽毛をサービス補充しています。


通常の範囲を超える量の補充羽毛が必要になった場合に
不足分の羽毛によって、金額が変わります。

例えば、夏の肌布団や合掛ふとんなど、薄めのものを冬用にする場合。
ダブルサイズの羽毛ふとんを通常のシングルサイズ2枚にする場合。
また、破れてしまった羽毛ふとんから大量に羽毛がなくなってしまっている場合。
などが考えられます。

薄めの羽毛ふとんの中身の量は、およそ多くて800g程度です。
冬用の羽毛ふとんは、当店標準で1.4kg仕上げですので
単純に600g不足します。

ダブルサイズの中身の量は、1.9kg程度です。
最近の羽毛ふとんは中身の量が減っているため1.5kgのものも見られます。
1.9kgと仮定して、シングルサイズ2枚は1.4×2=2.8kgですので
単純に900g不足します。

600~900g不足となると、足し羽毛代金を別途いただくことになるため
標準のリフォーム料金に足し羽毛代金がプラスされます。

ダブルサイズ1枚をシングルサイズ2枚にする場合
例えば1枚を冬用に、もう1枚を少し薄めの春秋用などにする場合には
足し羽毛料金が必要なくリフォームできる場合もあります。


また、ここ数年の羽毛の価格高騰などにより
羽毛ふとんの中身の量が激減しています。
そのため、通常のシングルサイズのリフォームの場合であっても
羽毛の量が少なく、足し羽毛代金をいただく場合があります。
最近のシングルサイズの主流が1.1kg程度になっています。
1.0kgのものも見られるようになってきたため
400g程度の足し羽毛が必要になる場合も考えられるため
別途料金をいただくことになります。

他店、通販などで安さにつられて購入したところ
側生地はポリエステルで中身も少ないため
快適ではないということで、まだ新品同様なきれいな状態で
仕立て直しのご依頼を承るケースが少しずつ見られます。
結局、安くない買い物になってしまう場合もあるため
しっかりとした説明を受けられるところでの購入をおすすめします。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その4

羽毛ふとんのリフォームについてのお知らせを続けていますが
羽毛ふとんはリフォームする(仕立て直す)ことで
まるで新品のような羽毛ふとんに生まれ変わります。

前回は洗浄の重要性についてでしたが
今回は洗浄方法についてお知らせいたします。

側生地が新しくなることから、見た目は新品同様ですが
中身の羽毛の洗浄によってリフォーム後のふとんの状態は大きく変わります。

羽毛ふとん仕立て直しコース

羽毛ふとんをリフォームするにあたって
「羽毛」を洗浄すると言えば、これ一択とも言える洗浄方法。
それが「プレミアムダウンウォッシュ」です。

プレミアムダウンウォッシュは
お使いの羽毛ふとんから、中の羽毛を取り出して
羽毛自体を直接洗浄して、乾燥させます。
きれいになった羽毛を新しい側生地に充填します。
直洗いのため、羽毛の汚れも落としやすく、羽毛もふっくらと回復します。
より購入時に近い性能を復元できるためおすすめです。
ポイントは中身の羽毛だけを洗浄する、ということです。

このプレミアムダウンウォッシュは
どこのふとん屋さんでもできるわけではありません。
下に紹介するダウンウォッシュを標準にしているところもあるため
リフォームをお出しになる際には、しっかりと確認されることをおすすめします。


当店でのもう一つの洗浄方法が丸洗いです。
お使いの羽毛ふとんのまま、丸洗いした後に
中身の羽毛を取り出して新しい側生地に充填します。
ふとんのまま洗浄するため、プレミアムダウンウォッシュに比べると
洗浄力が劣るため、でき上がりには差が出ます。
が、リーズナブルに仕上げることができます。

丸洗いの注意点としては
側生地が破れそうな場合、破れている場合には
そのままではふとんの丸洗いができないため
カバーに入れての洗浄になってしまいます。
中身の羽毛が必要なのに、側生地さらにカバー越しでの
洗浄になるため、洗浄力が大幅に落ちてしまいます。
側生地に破れなどがある場合には、特に
プレミアムダウンウォッシュにしましょう。
取り出して洗浄するため、側生地の状態は問いません。


また当店では取扱いはありませんが
ダウンウォッシュという洗浄方法もあります。
こちらは羽毛ふとんから羽毛を取り出すものの
その羽毛を袋に入れて洗浄します。
こちらも袋越しでの洗浄になるため
プレミアムダウンウォッシュに比べると洗浄力に劣ります。

洗浄方法の違いは、リフォームの価格を決める
大きな要因にもなりますが
洗浄力の違いは、でき上がり後にお使いになる上での
快適性にも大きな差となります。
洗浄の違い、金額以上の違いがありますよ。
リフォームをお考えになるほど長く使った羽毛ふとんですから
しっかりと洗浄してあげて、また長くお使いになってください。


新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その3

急に冷え込む予報が出ています。
暖かくお休みになって、体調を整えましょう。

前回の続き、羽毛ふとんのリフォームについて。
羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わります。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛

今回から、2.羽毛の洗浄方法についてお知らせします。
当店では、以下の2通りの洗浄方法をご用意しています。
1.プレミアムダウンウォッシュ
2.ふとん丸洗い

洗わないという選択肢もあります。
まず今回は洗浄をした方が良いのかということを簡単に。

羽毛の洗浄方法

前々回、紹介しましたが
羽毛ふとんのリフォームの作業工程をすごく簡単に説明すると
お預かりした羽毛ふとんから羽毛を取り出して
その羽毛を新しい側生地に充填する。
ということになります。

洗わなければ、羽毛ふとんの中身の横移動のような形になり
ふんわり感などは以前のままで、側生地だけ新しくなるとお考えください。

羽毛ふとんを仕立て直そうとお考えの方は
おそらく長年使っていて、ふとんがへたってしまった
側生地が汚れてしまった、側生地が破れてしまった
というような悩みを解決したいはずです。

長年使っていると、側生地だけではなく羽毛ふとんの中身の羽毛も
くたびれて、汚れてしまっていたりします。
そこで中身の羽毛を洗浄してあげることで
羽毛本来のパワーを取り戻して、ふっくらさせることができます。

そのため、ご自分でクリーニングに出して丸洗いしてすぐ
購入してすぐ、など洗わなくても良いと思われる場合以外は
基本的に洗浄することをおすすめします。

そして、次回以降に詳しくお伝えしますが
洗浄方法は、まずプレミアムダウンウォッシュをお考えください。
どっちの洗浄方法にしようかなぁ・・・と思った場合は
間違いなくプレミアムダウンウォッシュです。

まだまだきれいな状態で、例えば購入後2~3年などの場合は
丸洗いで十分かもしれませんが、そんな羽毛ふとんを
果たしてリフォームするかというと、しないはずです。
よほど不満を持たない限りは。

前回までの側生地の話にも関係してきますが
今まで使っていた羽毛ふとんが綿100%のもので
買い替えた羽毛ふとんの側生地がポリエステル混の場合
暖かくない、快適ではないと、きれいな状態でリフォームされる方もいらっしゃいます。
そんな場合は丸洗いによる仕立て直しで十分満足できることでしょう。

次回、プレミアムダウンウォッシュと丸洗いの違いを
紹介しようと思います。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その2

前回の続き、羽毛ふとんのリフォームについてです。
羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わります。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛

前回は、この1番の新しい側生地の品質について
特に、綿100%とポリエステル混の側生地があることについて
お知らせしました。

ポリエステル混について
これまでの多くがポリエステル85%、綿15%の側生地でした。
が、ここ1~2年でポリエステル100%のものも見られるようになりました。
価格が据え置けるように、品質を落としているようです。
通販などチラシの表示や実際の品質表示タグを確認しましょう。

側生地の品質、素材についてお知らせしてきましたが
さらに言うと、キルティングなどによっても価格に差が出ます。

現在の主流は、立体キルトと呼ばれるもので
キルト部にマチを作り、羽毛ふとん自体の高さを確保しています。
かさ高をより確保でき、保温性が格段にアップする
ツインキルト(二層式)も多く見られます。
ツインキルトは製造に手間がかかる分、金額がアップします。

なお、夏の羽毛ふとん(ダウンケット)などには
マチのない、たたきキルティングが用いられています。
かなり昔の羽毛ふとんには用いられていましたが
現在では冬の羽毛ふとんには、このキルティングは使われません。

またキルティングによるマス目の数によって
多少なりとも金額が変わります。
シングルサイズの立体キルトで言うと
4マス×5マスが一般的ですが
3マス×4マスなど、マス目を少なくして
作業時間を短くすることで、価格を少しでも落としたりもします。

当店では基本的にシングルサイズの立体キルトは
4マス×5マスのものになります。
また、六角キルトなど肩口をより暖かくするための
特殊キルトのものもご用意しております。

次回は、2.羽毛の洗浄方法について
お知らせしようと思います。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
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羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。