羽毛ふとんのダウンの割合と量

寒い季節が終わりを迎えそうな頃ですが、改めて羽毛ふとんについてお知らせ。

羽毛ふとんと一言で言っても、実はいろいろな種類があります。

冬に使う羽毛ふとん
春秋などに使う合掛の羽毛ふとん
夏に使う肌掛の羽毛ふとん。
どれも羽毛ふとんと言えます。

羽毛ふとんは、中身にダウンを50%以上使っていれば、それはもう「羽毛ふとん」と呼んでも良いのです。
産地や品質などは一切関係ありません。

ダウンの割合だけで判断されます。

冬用の羽毛ふとんはダウン85%以上のものがほとんどです。
が、やはり中には70%などといったものも見られます。
町のふとん屋さんには、冬用としてそういった羽毛ふとんの取扱いはないと思いますが・・・。

夏用の肌掛羽毛ふとんなどに関しては、ダウン50%のものは見られます。
夏に使うものなので、高い保温性が求められていないため
ダウン率が低くなっていても問題ないとも言えます。

そして中身の量に関しても1.1kgなど少なくなっていてもダウンが50%以上入っていれば羽毛ふとんです。
当店では冬用の羽毛ふとんの中身として1.4kg入りを標準としています。
羽毛の品質によっては1.2~1.3kgにすることもあります。

夏用の肌掛羽毛ふとんでは中身の量がグッと減って0.3kg入り程度になります。
合掛では0.6~0.7kg程度。

当店では自店で羽毛ふとんを手作りしています。
一般的な合掛よりも少し厚めの0.9kg入りなどで作ることもできます。

羽毛ふとん、通常、合掛

ここまでダウンの割合と量に関して書いてきましたが、羽毛ふとんにはまだまだ大事な点があります。
側生地しかり、羽毛の産地しかり。

これに関しては、また改めてお知らせします。
今までもお知らせしてはきましたが・・・。

羽毛ふとんをお買い求めになられる際には、1枚1枚手作りしている末次ふとん店・末次羽毛工房におまかせください。
これからの時季に考えていただくことになります羽毛ふとんのリフォームも安心しておまかせください。

羽毛ふとんの中身は片寄ります

冬のふとんとして日本の寝具に定着した羽毛ふとん。
今シーズンももう少し活躍の場がありそうです。

そこで、今お使いの羽毛ふとんでより暖かく眠れるための方法をご紹介。

羽毛ふとんを毎日使っていると、中身の羽毛がマス(羽毛ふとんの四角いキルティング)の中で
足元の方に片寄ってしまいます。

片寄ったままでは真価を発揮できません。

足元の方を持って軽く持ち上げ、やさしく振ってあげるんです。
えり元部分に羽毛が行きわたるように。

すると、中身の羽毛がマスの中で均一に分散され
さらにダウンが空気を含むことによって、羽毛ふとんがよりふっくらします。
ふっくらかさ高が出ることにより、しっかり暖かさをキープしてくれますよ。

特にベッドでお使いの方、たたんで上げることがないので、やってみる価値アリです。
毎日上げ下ろしをされている方は、頭の方からふとんを掛けるのではなく
足元の方から掛けるようにするとえり元部分に羽毛が行きわたりますよ。

羽毛ふとん、空気を含ませて

写真は同じ新しい羽毛ふとんです。
色違いですが同じ生地、同じダウン、同じ内容量で空気をふくませたかどうかの違いです。
ふんわり感が違いますよね。

上の右側のような状態では羽毛ふとん本来の暖かさを発揮していません。

それでも、ふっくらしない、以前よりふっくら感が落ちてきたという場合は
もしかしたら羽毛ふとんのパワーが減ってしまっているのかもしれません。

お使いの時に2週間程度手元からなくなるのはつらいですから
シーズンオフになりましたらリフォーム(仕立て直し)することで、ふんわり感が復活しますよ。

リフォームした方が良いのか、などご相談はいつでもお気軽にどうぞ。

リフォームしようかなぁとお考えになるくらいの時期に購入された羽毛ふとんは
側生地も綿100%で中身がたっぷり入っていることが多いため
最近の羽毛ふとんに買い替えると、質が落ちているため満足しないこともあります。
お気をつけください。

下関市彦島の末次ふとん店では、側生地が綿100%の羽毛ふとんを多数品揃えしています。

羽毛ふとんを干すにあたって

先日、羽毛ふとんも干しましょう、とお知らせしました。
今回は干すにあたっての注意点をもう少しお知らせ。

前回お知らせした長時間干さないように、ということに加えてもう一つ。

カバーをつけたまま干してください。

使っていたカバーをはずして、カバーも洗って気持ち良く、といきたいところですが
カバーはつけたまま干すことをおすすめします。

なぜか。
干す時に誤って側生地に傷がついて、穴が開いてしまうことを防げるため。

羽毛ふとんは少しの穴からでも中身の羽毛が出てきてしまいます。
針穴からでも出てくるため、羽毛ふとんの補修に針を使うのはやめてください。

そして直射日光により側生地が傷むのを防ぐためでもあります。
今の時季で長時間干さないため、そこまで側生地は傷みにくいですが
側生地が傷むことはできる限り避けるべきでしょう。

今の時季でしたら、花粉の心配もあるためカバーをつけておいた方が安心ですね。

使っていたカバーも一緒に洗いたい場合は、他のカバーに入れて干す。
など羽毛ふとんを保護して干すようにしましょう。

側生地が破れてしまった、もう破れそう、という状況になりましたら
当店では羽毛ふとんのお仕立て直しも承っております。

まだ買ったばかりという場合は、側交換だけというお仕立て直し方法もありますよ。
側交換だけの場合は、翌日までに仕上げることもできますので、お気軽にご相談ください。

羽毛ふとんのことでお困りでしたら、下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房におまかせください。

羽毛ふとんも干す

気温差が激しい時季ですね。
まだ2月ですから、春までにはまたかなり冷え込む期間があるかもしれませんね。
というわけで、まだまだ活躍必至な羽毛ふとん。

羽毛ふとん、干していますか?

羽毛ふとんは
干さなくても良い、干してはいけない
と思われている方が多くいらっしゃるようです。

羽毛ふとんは綿ふとんのように頻繁に、また長時間干してはいけません。
その理由は羽毛や側生地をいためてしまうため。

綿ふとんと同じように干したらいけない。
ということが、羽毛ふとんを干してはいけない。
ということに転じたのではないでしょうか。

長時間干すことはせず、短時間、陰干しで十分、湿気を逃がしてあげましょう。
月に1~2回、1~2時間程度で構いません。
外で干すことが難しい場合でも、部屋の中で日に当てる、何かに掛けて干すだけでも良いですよ。
今からは花粉の心配もありますから、室内の方が安心かもしれませんね。

ふとんはしっかりお手入れしてあげると、長持ちしますよ。

暖かい時に寒い時のことを考えておきましょう

週末にかけて、また冷え込みそうです。
寒い時にはふとんのことを考えますが
しばらくして暖かくなると、もうふとんのことから頭が離れてしまいます。

先日の冷え込んだ日に寒い思いをされた方は、何かしらの対策をされましたか?
まだ1月です。2月にはまた寒い日がやってくるかもしれません。

毛布を重ねるから大丈夫、などというのは最善策ではありません。
毛布はあくまでも補助的な寝具です。

羽毛ふとんなど掛ふとんが十分な暖かさを確保できないから使ってしまいます。
羽毛ふとんだけで寒ければ暖かいカバーをかける。
それでも寒ければ最終的に毛布を使う、という考え方が良いです。

しかも羽毛ふとんの場合は特に毛布との相性があります。

毛布はふとんの上か下か、などという話はよく聞かれます。

羽毛ふとんの上に毛布を掛ける。
というのが期待される答えかもしれませんが

答えは毛布の素材による
というのが本当のところです。

綿毛布
綿毛布

量販店などで一般的に販売されている毛布は、ポリエステルなどの化学繊維です。
こういった化学繊維の毛布は羽毛ふとんの上に掛けて使います。

綿毛布やウールなど天然繊維の毛布は羽毛ふとんの下(中)に入れて使います。
もちろん上に掛けても構いません。

ただ羽毛ふとんの上に掛けて使うと言っても
昔ながらの重い毛布を羽毛ふとんの上に掛けると
ふとんがつぶれてしまい暖かさを保ちにくくなるためおすすめできません。

せめて、一重毛布などの軽い毛布を掛けるようにしましょう。
毛布ではなくても一枚軽い布を掛けるだけで体感は変わるはずです。

毛布一つとっても、寝具選びは眠りの環境に大きく変わってきます。
起きている時間を有意義に過ごすために非常に重要な眠りの時間。
値段だけ見て、パッと買いたくなる気持ちは分かりますが、使い方を間違えると快眠から離れてしまいます。
お気軽にご相談ください。

毛布は最終手段の補助寝具、あくまでも羽毛ふとんなど主寝具を一番に考えましょう。

末次ふとん店・末次羽毛工房オリジナルの羽毛ふとんは暖かさに自信あり!