サイズ変更で扱いやすくなります

このところ、仕立て直しの際に
サイズ変更のご依頼を多く承っています。

特に羽毛ふとんのダブルサイズを
シングルサイズに変更するご依頼が。
ダブルサイズが大きくて扱いにくい
生活環境が変わった、など理由はそれぞれです。

羽毛ふとん
通常のダブルサイズは190cm×210cm。
一方シングルサイズは150cm×210cm。

ダブルサイズで2人で寝ていたとして
1人あたりのサイズは190÷2=95となり
150cmのシングルサイズの方がゆったりします。

そのため、ダブルベッドなどでお休みになっている方も
掛ふとんは2人で1枚づつ、シングルサイズ2枚を
お使いになった方が快適にお休みになれることでしょう。

今の時季は心配ないかもしれませんが
冬はふとんの取り合いになる心配もありませんよ。

サイズ変更に関して
落下防止柵の付いたベッドなどに対応するため
普通のシングルサイズよりも
一回り小さなサイズのふとんにお作りすることもできます。

また、一回り小さくなることで軽く扱いやすくなるため
重さも軽くなるため、体への負荷も小さくなります。

そしてベッドでお休みではない方も
毎日の上げ下ろしがラクラクです!

ふとん仕立て直し

わたふとん、羽毛ふとん共に
末次ふとん店で1枚1枚丁寧に仕立てています。

他工場などに任せたりせず
責任をもって自店で仕上げていますので
安心しておまかせください。

他店購入品だから
また側生地が破れてしまっているから
といって遠慮される必要もなく、お気軽にご相談ください。

羽毛ふとん、破れチェック、絹側。

側生地が破れていないかについては先日書きましたが
側生地破れに関して気を付けていただきたい羽毛ふとんがあります。

絹を使った羽毛ふとんです。

絹を使うことによって、光沢が出て高級感があり
肌触りも良いのですが、実際に使うときにはカバーをつけるので
あまり意味がないとも言えます・・・。
実際綿カバーとの相性もいまいち・・・。

この絹を使った羽毛ふとん最大の欠点と言えるのが
側生地の強度です。

綿100%のものに比べて、耐久性が劣ります。
そのため、擦れることによって生じる破れが非常に多く見られます。

また、上記の絹側の生地の弱さを考えて
絹の側地(下の写真で言えば、青い絹地)の下に
ポリエステルなどで二重になっているものも見られます。

羽毛の吹き出しは防げますが、通気性や重さなど
絹のメリットを活かしきれていないものもみられます。

絹側、二重側の羽毛ふとん

一般的に絹生地の羽毛ふとんは中身の羽毛は良質なものも多く
仕立て直すことで、ふんわり長く
気持ちよくお使いいただけることでしょう。

末次ふとん店では、羽毛ふとんも自店で作っています。
他の多くの店のように、羽毛ふとんのすべての作業を丸投げしているわけではなく
1枚1枚手作業でお作りいたしますので、安心しておまかせください。

次回日食時にはふとんの打ち直し?カーテンの掛け替え?

日食

昨日は日食が見られましたね。

ロールスクリーンが梱包されている
長い段ボール箱でピンホールを利用したり
遮光板を使って観察しました。

次回の日食は3年後(2023年4月20日)ですが
地域が限られ、ごくわずかしか欠けないようです。
下関では観測できません。
10年後(2030年6月1日)のものが、下関で次に見られる日食になります。

3年後、10年後とまだ先の話ですが
3年前、10年前と考えるとつい最近だと思えるかもしれません。

例えば3年前は2017年。
将棋の藤井聡太四段(当時)が29連勝しました。

10年前は2010年。
南アフリカのワールドカップ開催。
またチリ鉱山の落盤事故による作業員33人の生還などです。

と、書いているうちについ最近と言えるのかな
と疑問を持ち始めてしまいましたが・・・
身近な出来事に当てはめると、最近だと思えることでしょう、きっと。

綿ふとんのお手入れとして、わたの打ち直しが挙げられます。
お使いのわたふとんのわたを一度ほぐして
再度シート状にして新しい側生地に仕立て直すことで
ふとんが復活するわたの打ち直し。

綿の敷布団は
およそ3年を目安に打ち直してあげると良いと言われています。
5年経っても、それこそ10年経っても打ち直すことはできます。
が、ある程度の段階で打ち直してあげることで長く快適に使い続けることができます。

羽毛ふとんのリフォームは
7年程度を目安にすると良いと言われています。

が、側の傷みやへたり具合によってその期間は前後しますね。
羽毛ふとんも完全にへたってしまったりすると
復活の度合いも変わってきます。
やはりある程度の段階でお手入れしてあげることが大切です。

カーテンの掛け替え。
当店では新築の方よりも掛け替えの方が多くいらっしゃいます。
7~8年程度で変えようかなと考え始めると
月日は経ち、10年くらいで「よし、変えよう!」と思われるようです。

ほこりを払ったり、洗濯をこまめにされている方は
20年~30年と使い続けていらっしゃいます。

気分を変えるために早めに変える方もいらっしゃいます。
ブラインドからカーテンへの変更
和室の障子にカーテンをつける、など。
生活環境の変化によって窓辺のスタイルも変わっていきます。

末次ふとん店は、ふとん店ですが
オーダーカーテンなどのインテリア製品も取り扱っています。
下関市近郊でしたら、採寸・見積は無料にて承っております。
お気軽にご相談ください。

末次ふとん店は、もちろんふとん店。
ふとんのこともお気軽にご相談くださいませ。

羽毛ふとん、破れチェック

お使いだった羽毛ふとんの側生地が破れていませんか?

そんな羽毛ふとんもリフォームすることによって
側生地も新しく復活させることができます。

カバーをかけて使っていて
カバーを交換、洗濯しようとファスナーを開けると・・・
羽毛が噴き出していた、ということも。

少しでも破れていると、そこから羽毛がどんどん出てきてしまいます。

カバー内にあふれた羽毛
カバー内にあふれ出てきた羽毛

また、羽毛は目に見えないような小さな穴からも噴き出してきます。
破れているからと、針を使って縫う対処策は避けてください。
アイロンで貼る補修布が良いでしょう。

粘着テープでとりあえずふさいで
当店にご相談いただければ
側生地も新しくお仕立て直しすることもできますよ。

テープの中では、テーピングが少し伸び縮みもするので
適していると思われます。
が、あくまでも応急処置とお考えください。

テープで応急処置された羽毛ふとん
テープで応急処置

破れていても
カバー内にあふれていても
手が付けられない状態でも
末次ふとん店で側生地も新しく復活できます。

羽毛を取り出して洗浄するプレミアムダウンウォッシュなら
側生地の破れなど関係なく、羽毛を取り出して直接洗うので
羽毛もきれいになります。

丸洗いですと、破れたままでは洗えません。
必然的にカバーをかけて洗います。
そのため、中の羽毛を
側生地越し、カバー越しに
洗うことになるので、洗浄力が劣ります。

末次ふとん店では、羽毛ふとんも自店で作っています。
他の多くの店のように
羽毛ふとんのすべての作業を丸投げしているわけではなく
1枚1枚手作業でお作りいたしますので
安心しておまかせください。

羽毛ふとんは使わない時季にしっかりとお手入れ、リフォームを。

梅雨入りしましたが、ここ数日は晴れ、暑い日が続いていますね。
マスクをしていることもあり、余計に暑く感じてしまいます。

マスクも各社が接触冷感素材などを用いたものを作っています。
上手に利用して、マスク生活を続けましょう。

不織布マスクなどは蒸れたりして、息苦しいなどの声があり
今も細々とではありますが、当店の手作りマスクをお買い求めいただく方もいらっしゃいます。

冷感素材のものはポリエステルなどの化学繊維を用いたものが多く
快適さがどうなのか分からず、大手のような特別な機能の付いたものは難しいため
当店では綿100%のマスクのみとなります。

綿100%素材への注意。
寝具では、やはり羽毛ふとんの側生地でしょう。

6月になり
羽毛ふとんの仕立て直し
リフォームの注文
問い合わせが増えてきました。

持ち込まれるお使いの羽毛ふとんは
まだ綿100%のものが大半です。
だいたいリフォームをされる方は7~10年使って
汚れたり、へたってしまったり破れてしまったりで持ち込まれます。

7年前でしたら、まだギリギリ綿100%が当たり前の時期です。
5年前になると、大半の製品がポリエステル混生地になり
ここ数年は綿100%側生地の羽毛ふとんを探すのが大変になるくらいです。

当店では、今も昔も綿100%の側生地を中心に
ラインナップしていますのでご安心ください。

ポリエスエル混生地になりますと
中身の羽毛の量も減ってしまっている場合が多く
仕立て直しで綿100%生地にされる場合には
足し羽毛料金をいただく場合ありますので、ご注意ください。

長くお使いになることを考えると
やはり最初の購入時に値段だけではなく
しっかりと質や量に関しても目を向けてください。

当店ではしっかり説明させていただいていますので
安心してお買い求めいただけます。

と、話が新品の方にそれてしまいましたが
仕立て直し、リフォームの話をもう少し。

側生地を綿100%のものにすることも大事ですが
洗い方も重要です。
非常に重要です。

洗い方は大きく分けて3通り。

1.プレミアムダウンウォッシュと呼ばれ、中身の羽毛を取り出して、羽毛だけで洗浄する
2.ダウンウォッシュと呼ばれ、羽毛を取り出すものの、その羽毛を袋に入れて洗浄する
3.丸洗いと呼ばれ、お使いの羽毛ふとんのまま丸洗いした後に、羽毛を取り出す

当店では、コースによって1と3の方法を選択いただけるようにしています。
2のダウンウォッシュコースの取扱いはありません。

洗い方の違いは非常に重要なので
詳しい説明は以前も紹介していますし、今後もお知らせいたします。
当店のホームページにも詳しく説明を載せていますのでご参照ください。

羽毛ふとんのリフォームと一言で言っても
側生地や洗い方などいろいろです。

また、お店によっては
お客様からお預かりした羽毛ふとんをそのまま委託工場などに丸投げして
製品になった後に配達しています。

つまりお預かりした羽毛ふとんを
お客様と同じ状態でしか見ていません。

当店では、羽毛ふとんは1枚1枚手作りしていますので
中身の羽毛を全部触っています。

それにより足し羽毛の量などの加減も変わってきます。
一律200gなどということは決してありません。

気持ちよく使っていただけるように考えて作っています。

羽毛ふとんbeforeafter

羽毛ふとんは「羽毛工房」などと呼ばれる
自店で羽毛ふとんを作っているお店での購入、仕立て直しをオススメします。
下関市近郊では、末次ふとん店・末次羽毛工房におまかせください。