綿わたふとんは丸洗いではなく、打ち直し

前回、綿わたふとんの打ち直しについてお知らせしましたが
打ち直しを知らない方も多くなった一方で
ふとんの丸洗いを身近に感じる方が多くなったようです。

が、綿わたふとんの丸洗いは基本的に避けるようにしましょう。

もちろん、綿わたふとんも洗えないことはありません。
実際に洗っている方も多数いらっしゃるようです。

ではなぜ洗わない方が良いのか。
綿わたを洗ってしまうと、綿が持つ特有の油分が落ちてしまい
ギスギス感が出て、固まりやすくなってしまいます。
すると、綿わたのふんわり感が損なわれてしまいます。
なお、洗った直後は気持ち良く感じます。

また、コインランドリーで丸洗いする方で
中身のわたがゴロゴロと固まったり
乾燥不足で湿ったままで、臭いが発生したりなど
洗濯の失敗例も多く見られます。

当店にも洗濯して失敗して
もはやふとんの形を留めていない状態になって
お持ち込みになる方もいらっしゃいます。

側生地をはぐと、ゴロゴロして湿った状態のため
当店でしっかりと乾燥させた後に打ち直すことで
しっかり綿わたふとんに復活させることができます。

というわけで
綿わたふとんをふっくら戻したいのであれば
丸洗いではなく、打ち直しです。
中身のわたを完全にほぐして、シート状に戻し
新しい側生地で包みなおして、新品同様によみがえります。

下関市彦島の末次ふとん店。
今もお預かりから配達まで一貫して自店で行っております。
安心しておまかせください。

ふとんの打ち直し、今でも多くの方がされています

「もう打ち直している人とかいないでしょ?」
本当によく聞かれますが
今でも打ち直している方は多くいらっしゃいます。

綿わたの打ち直しは古い綿わたふとんを
一度完全にほぐして、再度シート状にしたものを
新しい側生地で包んで仕立て直します。

完全にほぐす。
これにより、現状のふとんと全く同じものに
仕立て直す必要はありません。

掛ふとんから敷ふとんに
敷ふとんから座布団に
など、次に使いたいものに仕立て直すことができます。

長い間使わず、もう使う予定もない座布団がたくさんあるんだけど・・・
打ち直して敷ふとんに仕立て直された方もいらっしゃいます。

ただ座布団に関しては、打ち直すことができない
再利用することができないものを使っていることもあるため
注意が必要になりますが、現物を見て判断しますので
お気軽にご相談ください。

昨今のベッドマットレスなど
体圧分散など機能性を多くうたっていますが
吸湿性、汗吸いなどは劣っているため
そこは補ってあげる必要があります。

そこで使わなくなった綿わたのふとんを打ち直して
薄い敷ふとんにしてベッドマットレスの上に置くことで
睡眠環境をより改善させることにつながります。

薄く仕上げることで、ベッドマットレスの機能性を
損ねることなく、綿わたで吸湿性を上げる。
押入れで眠っているふとんを上手に再利用して
より眠れる環境に。

下関市彦島の末次ふとん店。
当店工場で綿を打ち直し、当店手作りでふとんを仕立てる。
今も昔と変わらず当店一貫、1枚1枚丁寧に手作りしています。
安心しておまかせください。

現在の仕立て直しの納期について

仕立て直し

おかげさまでご好評いただいております
ふとんの仕立て直しですが
現在の納期の目安をお知らせいたします。

綿わたふとんの打ち直しは、お預かりから
およそ2週間でお渡しすることができます。
お急ぎの方は順番を差し替え、間に入れて対応することもできますので
ご注文時にお急ぎの旨、お伝えください。

当店の綿わたふとんの打ち直しは
お預かりしたふとんをほぐすための打ち直しの機械と
側生地縫製のミシンを除いて、一切の機械を使っておりません。

1枚1枚職人の手作りにこだわって仕上げています。
手作りのぬくもりを感じてお休みいただけることでしょう。
綿わたは吸湿性などに優れていることから
夏も綿わたふとんがおすすめです。

夏用の綿わたふとんは冬用に比べて薄めに仕立てて
合掛ふとんにすることができます。
打ち直しする際には、完全にわたをほぐすために
仕立て直し後のサイズ、重さ等は自由自在にオーダー対応いたします。


続いて、羽毛ふとんの仕立て直しの納期について。
仕立て直しの納期は羽毛の洗い方によって異なります。

・プレミアムダウンウォッシュ(中身を取り出して洗う完全洗浄)は3週間程度
・丸洗い後側交換(お使いのふとんのまま丸洗いする簡易洗浄)は10日程度
・側交換(お預かりしたままの洗浄なし)は2~3日

プレミアムダウンウォッシュによる完全洗浄は
お預かりする期間が少し長くなりますが
全く使わない時季にお手入れすると安心です。
今のうちにしっかりとお手入れして
来る冬は暖かく眠れるようにしておきましょう。

末次羽毛工房、自店の羽毛ふとん製造機械を使い
羽毛ふとんも1枚1枚当店で手作業にて仕上げています。

綿わたふとんも羽毛ふとんも
購入した店舗は問わず、他店で購入したものでも
当店で仕立て直すことができます。

綿わたふとん、羽毛ふとんを
新しく購入する際も、お使いのふとんを仕立て直しする際も
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に安心しておまかせください。

おかげさまで、やや増加傾向にありますので
お預かりする日数は少し余裕を見ていただきますと幸せます。

打ち直し後はサイズ、重さはオーダーで

前回、綿わたふとんは打ち直すことで
新品同様に復活することをお知らせしました。

打ち直しの工程では、お使いの綿わたふとんを
一度完全にほぐして、シート状の綿わたにします。

ということは、今お使いだったものにしばられることなく
サイズや重さを自由に変更することができます。
敷布団を掛布団に
掛布団を敷布団に
座布団を敷布団に
ということももちろんできます。

新品を作る場合、綿わたの持つ特長から
それぞれ適したものを使ってお作りいたしますが
打ち直しの際には、新しく足すものに最適なものを使用します。

これからの時季、湿度が高くなるため
吸湿性を意識するようにしましょう。
ベッドのマットレスは吸湿性が弱く、蒸れを感じるでしょう。

綿わた敷ふとんパッド

そこでもう使わなくなった綿わたふとんを打ち直して
ベッドマットレスの上に
綿わたの薄めのパッド敷ふとんはいかがでしょうか。
吸湿性に優れた綿わたふとんが、マットレスの欠点を補ってくれます。
背中の当たりもやさしく、気持ち良くお休みいただけることでしょう。

それにさらに天然素材の敷パッドなどでより補助してあげれば
蒸し暑い夏も快適にお休みいただけるはずです。
冷感寝具にとらわれない睡眠環境はいかがですか。

下関市彦島の末次ふとん店。
今も変わらず当店職人仕立ての綿わたふとん。
マットレスにはない寝心地を体験してみませんか。

綿わたふとんは洗わないで打ち直す

綿わたふとんは打ち直すことで
ふんわり感を取り戻し、新品同様また気持ち良くお使いいただけます。

冬の掛ふとんの主役は
軽さであったり、扱いやすさ、暖かさなどの点から
羽毛ふとんに移ってしまいましたが
綿わたの暖かさ、重さが良いと言われる方も多く
今なお当店では綿わたふとんの人気はあります。

敷ふとんは、掛ふとん以上に人気があると言えます。
体をやさしくしっかり支え、暖かく、汗や湿気を吸ってくれる
綿わたの敷ふとんは非常に優れています。

主たる原料が天然素材の綿であり、吸湿性などに優れているため
湿度が高い日本の気候には綿わたふとんが適していると言えます。

主たる原料と書いたのは
綿の良さを損なわず、よりふっくらさせるために
中身の綿わたに適切な量のポリエステル綿を混ぜてあげるためです。
なおポリエステル綿の方が多くなることはありません。
もちろん綿100%の中綿でお作りすることもできます。


話がそれてしまいました・・・。
綿わたふとんは打ち直すことでふっくら復活。
しかし綿わたふとん離れと相まって
打ち直しが分からない
打ち直し自体を知らない方が多くなってきたようです。

わたふとん打ち直し

打ち直しとは、今ある綿わたふとんのわたを
一度完全にほぐしてから、シート状にすること。
それを重ねて成形して、ふとんの側生地に入れなおします。
すると、新品同様に復活します。

お手持ちの、お使いの綿わたふとんが
汚れてしまった
ぺちゃんこになってしまった
などは、打ち直しで復活できます。

綿わたふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店におまかせください。
今も変わらず、1枚1枚当店工場で打ち直し
当店職人手作りで仕立てています。