思い出の羽毛ふとんの活かし方

どんな羽毛ふとんでもリフォームはできますが
どんな羽毛ふとんでもリフォームすれば良いというわけではありません。
ということをお知らせしました。

先日もリフォームのご相談をいただき、お伺いしたところ
残念ながらリフォームに適したものではなかったため
新しく羽毛ふとんを購入していただくことになりました。

もちろんこちらから無理に購入、買い替えをすすめることはありませんが
リフォームしない方が良いことははっきりとお伝えします。
そのうえでご判断いただければと思います。

下写真
手前(赤の羽毛ふとん)がリフォームしようとしていたもの
奥のものが新しい羽毛ふとん

リフォームに適していない羽毛ふとんの買い替え

ふくらみ具合がまるで違うことが一目瞭然です。
きっと暖かくお休みいただけることでしょう。


新しい羽毛ふとんについても、パッと見では分かりづらい
当店手作りの羽毛ふとんと市販品との違いを説明させていただきます。

最近の羽毛ふとんの選び方については
また改めてお知らせいたします。
が、ここで重要なことを2点だけお伝えしておきます。

・羽毛ふとんの側生地は綿100%であるか?
・羽毛ふとんの中身の羽毛の量は1.3kg以上入っているか?


とりあえず、これだけはチェックするようにしてください。


リフォームから、話がそれました。
リフォームのご依頼の際に
「結婚した時に祖父母(ご両親)からもらった思い出の品だから」
などとおっしゃる方がいらっしゃいます。
そうした羽毛ふとんの中には、残念ながらリフォームに適していないものもありましたが
お使いの方にとっては、手放しがたい羽毛ふとんです。

当店としても、思い出の品という点を考慮しないわけにはいきません。
羽毛ふとんの側生地は新しいものに交換するため
お使いの側生地を再利用することはできません。
そこで、中身の羽毛を少量ですが、新しい羽毛ふとんに加えることはできます。
そうすることで思い出の羽毛ふとんを少しでも継続させてあげられるのではないでしょうか。

多くのふとん屋さんは、お預かりした羽毛ふとんを他工場に送り
羽毛ふとん全工程を他工場に丸投げして、でき上がったふとんを配達しています。
そういったところでは上記のような対応はできません。
当店では製造機械を導入し、1枚1枚自らの手で羽毛ふとんを仕上げているため
思い出の羽毛ふとんの羽毛を加えるといった特別なことができます。


下関市近郊で羽毛ふとんのことでお悩みでしたら
末次ふとん店・末次羽毛工房に安心しておまかせください。
あなたにぴったりの羽毛ふとんをご提供いたします。

クリーニングの日、羽毛ふとんについて

前回、9月29日が「クリーニングの日」だということで
わたふとんとクリーニングについてお知らせしました。

前回の要点としては、
わたふとんは丸洗いするとわたの良さがなくなってしまうため
打ち直しをおすすめしています。


今回は、羽毛ふとんの場合。
クリーニング屋さんに持ち込まれて丸洗いされる方は多いでしょう。
長く使って、側生地の汚れが強かったり染みができていたりする場合には
完全にきれいにすることは難しいです。
また、側生地が破れてしまっている場合には
クリーニング屋さんも受け付けないかもしれません。

下写真は丸洗い後のえり元の汚れです。
洗濯しても変色汚れはきれいにならなかったようです。

羽毛ふとん襟元汚れ
羽毛ふとんのえり元汚れ(洗濯後)

コインランドリーで羽毛ふとんも洗えるようですが、乾燥が難しいようです。
中身をしっかり完全に乾燥させないと、ふっくらしないだけではなく
異臭の原因にもなり、不快な羽毛ふとんになってしまいます。

末次ふとん店では、そういった羽毛ふとんでも再度洗浄することになりますが
きれいに復活させることができます。

また、側生地が破れていても、プレミアムダウンウォッシュの洗浄であれば
中身を取り出して洗浄するため、側生地の状態は全く関係ありません。
当店の丸洗いコースでは、側生地が破れている、破れそうな場合は
カバーを掛けて洗浄するため、洗浄力がさらに落ちてしまいます。

また、ふとんを丸洗いする際に、側生地が汚れていると
中身の羽毛の洗浄に何らかの影響もあるような気がします。
が、プレミアム洗浄であれば、どんなに汚れていても
中身の羽毛を取り出すため、側生地の汚れの影響を全く受けることなく洗浄できます。


そして、当店の仕立て直しであれば
側生地が新品のものになるため、見た目も新品同様によみがえります。


すでに自分で丸洗いしたけど、側生地汚れが気になる
という方は、当店で洗浄なしの側生地交換コースによる仕立て直しはいかがですか。
洗浄しないため、2日程度でのお渡しが可能です。
最短当日お渡しも可能ですが、基本的に翌日以降のお渡しになります。


なお、羽毛ふとんのリフォームは基本的にプレミアムダウンウォッシュによる
リフォームを念頭に置かれることをおすすめします。


羽毛ふとんをきれいにしたいなぁ・・・
そんな時には、下関市彦島の末次ふとん店にご相談ください。
リフォームであなたの羽毛ふとんのお悩みを解決します!

クリーニングの日、わたふとんについて

9月29日は「ク(9)リーニ(2)ング(9)」と読む語呂合わせから
クリーニングの日に制定されているようです。

ふとんをきれいにする際の選択肢として
ふとん屋さんよりも身近なクリーニング屋さん。

ふとん屋さんの仕立て直しも、クリーニング屋さんの丸洗いも
どちらでも同じようにふとんがきれいになると思われているかもしれません。


わたふとんをきれいにしようと、クリーニング屋さんに持ち込まれる方
中にはコインランドリーに持ち込まれる方も・・・。
わたふとんは水洗いをしてしまうと、わたの良さがなくなってしまいます。

わたには植物由来の油分があります。
丸洗いによりその油分がなくなってしまい
わたがギスギスしてへたりやすくなり
使っていくうちにわたが硬くなり、ふくらまなくなってしまいます。

そしてコインランドリーに持ち込んで洗濯して方の中には
側生地と中の綿が分離してしまっていたり
中の綿を完全に乾燥させることができず、湿ったままの状態で
当店に持ち込まれた方もいらっしゃいます。

わたふとんを長く、気持ち良く、ふっくらとお使いになりたい場合は
洗濯ではなく、打ち直しをおすすめします。


そして、当店の仕立て直しであれば
側生地が新品のものになるため、見た目も新品同様によみがえります。

わたふとんに関しましては、お使いのわたふとんの側生地を再利用することができます。
側生地をきれいにはずしクリーニングした後に
打ち直した綿を入れて、仕立て直します。
ただ、長くお使いの側生地の場合
破れていたり、強度の問題からお受けできない場合もあります。


羽毛ふとんはまた次回・・・。


わたふとんをきれいにしたいなぁ・・・
そんな時には、下関市彦島の末次ふとん店にご相談ください。
打ち直しであなたのわたふとんのお悩みを解決します!

どんな羽毛ふとんでもリフォームすれば良いというわけではありません。

おかげさまで羽毛ふとんのリフォームのご注文や
お問い合わせを数多くいただいております。

今ある資源を大事に、大切な資源を無駄にしないためにも
わたふとんの打ち直しや羽毛ふとんのリフォームをお考えください。
わたふとんも羽毛ふとんも打ち直しやリフォームによって
新品同様に復活させることができます。


わたの打ち直しに比べると、羽毛ふとんがリフォームできることが
まだまだ知られていないようです。
ただ、若い方を中心にわたの打ち直しの知名度は低くなっていますが・・・。
そしてリフォームという言葉の方が親しみがあるようです。


さて、羽毛ふとんのリフォームですが
どんな羽毛ふとんでもリフォームはできます。
が、どんな羽毛ふとんでもリフォームすれば良いというわけではありません。

羽毛ふとん(だと思い)を、お持ち込みになられた方の中には
羽根ふとんだったという方もいらっしゃいます。

最近の羽毛ふとんにはタグに「羽毛ふとん」「羽毛掛ふとん」などと記載し
ダウン率などが明確に記載されています。
ダウン50%以上のものが「羽毛ふとん」です。
50%未満のものが「羽根ふとん」になります。

かなり昔のものになると、タグの文字が消えてしまっていたり
なかには「水鳥羽毛100%」といったものもあり
ダウン率が分からなくなっているものもあります。

羽毛ふとん(水鳥)タグ

そんな時はまず羽毛ふとんを触ってみて、硬い芯のようなものを感じた場合
それは羽根ふとんの可能性が高いです。
例えば赤い羽根共同募金の時にもらうような羽根が多く入っています。
最近の羽毛ふとんではそういった大きな羽根(フェザー)は入っていません。
もちろん完全に0というわけではありませんが・・・。

ダウンとフェザーの記載はありますが、フェザーはスモールフェザーであり
かなり小さな羽根で、芯の部分をふとんの上から明確に判断するのは難しいくらいです。

上記のような水鳥羽毛100%のような羽毛ふとんは
中身が良質な羽毛ではない場合も多く、リフォームには注意が必要です。
また羽根ふとんに関しては、リフォームに適していません。
新しく羽毛ふとんを購入されることをおすすめします。

お手持ちの羽毛ふとんがどうなのか分からない
という方は、当店までお気軽にご相談ください。
リフォームに適しているかどうか、などしっかり判断いたします。


羽毛ふとんについてお悩みのことがあれば
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。

季節変わりに悩む寝具選び

朝晩、かなり冷え込む日もあり
日中の最高気温は、汗をかくほどまだまだ高く
寒暖差が激しくなってきました。
体調管理には気をつけましょう。

季節変わりには、寝具選びに悩んでしまいます。
まだひんやり敷パッドを使っている方もいらっしゃるかもしれません。
(私としては真夏であっても、ひんやり敷パッドはあまりおすすめはしませんが・・・。)
ひんやり敷パッドから、いきなりあったか敷パッドに替える?
ということもあるかもしれませんね。

特に気をつけたいのが、冷え込むことを予想して厚いふとんに替えた場合。
寝る時には、厚いふとんをしっかりかけて寝ても
寝ている無意識の間に暑く感じてしまい
ふとんを蹴って、体の上からふとんがなくなってしまっているかもしれません。

そうすると、寒さを感じてしまい夜中に起きる。
そしてふとんをかけて寝る。
朝起きて、昨夜は寒かったから、もう少しあったかくしないと・・・。
こうなってくると悪循環です。
本当はまだそんなに厚いふとんでなくても大丈夫なのに
暑さを感じてしまって、ふとんをかけず、逆に寒さを感じることになってしまうんです。

夏ふとんと冬ふとんを用意している方は多いでしょう。
しかし今の季節は春秋用のふとんがあると非常に便利です。
合掛ふとんと呼ばれるようなふとんです。
羽毛ふとんで言えば、中身が0.7kg~0.8kg程度入ったものです。

またオールシーズン使えるようなものも便利です。
パシーマはオールシーズン使える万能寝具です。
ただ全国的に品薄傾向にあり、当店も在庫が潤沢ではありません。
お買い求めの際にはご注意ください。

最近は、おかげさまでカーテンのご注文を多くいただいていますが
当店はふとん店です。
寝具のことでお悩みのことがありましたら
下関市彦島の末次ふとん店にお気軽にご相談ください。