先日、お盆の法事、法要に欠かすことのできない
御前座布団についてお知らせしました。
法事、法要など、最近は椅子を使うことが多く
座布団を目にする機会も少なくなってきましたが
だからこそ、座布団についての注意点?豆知識?をお知らせします。
座布団は正方形ではなく、長方形です。
短辺と長辺では約4cm長さが違います。
なお、小座布団やクッションは正方形です。
そして長方形であるということは
使う時(座る時)に向き、置き方があります。
縦長にして座るようにしましょう。
前(ひざの方)を座布団の側生地に
継ぎ目がないように置くことで(下写真参照)
必然的に縦長になります。
![座布団の前](https://blog.suetsugufutonten.com/wp-content/uploads/2021/08/93d79abd27fd14ed367bf5c91c8afc4f-300x137.jpg)
座布団には裏表もあります。
ちょっと分かりにくいですが
三辺の継ぎ目があるところを見て
生地が上からかぶさっている方が上になります(下写真参照)。
![座布団の横](https://blog.suetsugufutonten.com/wp-content/uploads/2021/08/0632044adfb84ae7d305ebfcf7d15aeb-300x225.jpg)
座布団には前後、そして裏表があります。
御前座布団などで使う際には気をつけるようにしましょう。
座って使うもののため、意外に目線が下がって
目につきやすいのも座布団の特徴です。
座布団の四隅には房がついています。
ふとん店としては、中身の綿がずれないようにするという
実用的な意味を持っていますが
以前のチコちゃんの放送では「邪気を払うため」と言われていました。
なお、自宅以外で座布団に座る機会があった場合に
前後や裏表が間違っていることに気が付いても、そのまま座りましょう。
わざわざ注意したり、これみよがしに指摘するのは野暮です。
最近ではふとん以上に、座布団の手作りが少なくなってきたようです。
ふとん同様、手作りと機械仕上げでは全く仕上がりが違います。
座布団の場合、座り心地がまるで違います。
機械仕上げではコロコロ、ふわふわで座り心地が良くありません。
下関市彦島の末次ふとん店、座布団も当店職人が手作りしています。