羽毛の内容量には気をつけましょう

よし、今シーズン、羽毛ふとんを買い替えよう!

そう思われている方、ご注意を。
近年羽毛の価格が高騰しているため
以前ほどの暖かい羽毛ふとんではないかもしれません。

もし、長年お使いの羽毛ふとんをお持ちで
買い替えを考えているのであれば、まずはリフォームをお考えください。

では、なぜ暖かい羽毛ふとんではないかもしれないのか。
上に書いたように、羽毛の価格が高騰しているから。

羽毛ふとんの見た目の価格を抑えるために
中身を極端に減らしています。

買い替えを考えるほど以前の羽毛ふとんであれば
羽毛ふとんの中に入っている羽毛の量は1.4kgのものがほとんどです。
それが、現在一般的なものは1.0~1.1kgしか入っていません。

そしてそれでは暖かくないことに気付きだしたのか
(気付かれだしたと言うべきなのか・・・)
大型店などの販売店は「増量」羽毛ふとんと銘打ち
1.2kgのものを販売したりして、お得感を出しています。
が、以前に比べればそれでも中身の量は少なく
暖かさには不安を覚えてしまいます。

当店では、当店工房で自ら手作業で1枚1枚仕上げているために
今も変わらず1.4kgを基本としています。
他店の例にならえば「大増量」羽毛ふとんと呼べるかもしれませんね。

羽毛ふとん

他店で購入後、暖かくないというご相談から
かなりきれいな状態にも関わらず
仕立て直しのご依頼を受けることが以前より増えているように思われます。

初めて羽毛ふとんをお使いの場合は
こんなものか、と思うのかもしれませんが
買い替える場合には「あれ?」と思うことしばしばです。

タグや説明文など、文字は小さいかもしれませんが
購入する前にはしっかり確認するようにしましょう。
当店では、しっかり説明させていただきます。

下関市彦島の末次ふとん店。末次羽毛工房。
今も暖かい1.4kg入り羽毛ふとんを作っています。
安心しておまかせください。

合掛ふとん、肌掛ふとん(ダウンケット)

前回お知らせしました、夏前のふとんについて。
分かりやすいのが羽毛ふとんですので
羽毛ふとんを例にとってご紹介。

羽毛ふとんはダウン率が50%以上のものになり
それ以下のものは羽根ふとんになります。
重さに関しては決まりがないため
夏物でも冬物でも「羽毛ふとん」です。

ただ専門店では、冬用の羽毛ふとんを単に「羽毛ふとん」
春秋に使うものを「合掛(羽毛)ふとん」
夏に使うものを「肌掛(羽毛)ふとん」「ダウンケット」
と呼ぶことが多いでしょう。

中身の羽毛の量の目安としては
冬用のものが1.3kg~1.4kg。
(量販店などでは1.1~1.2kg程度)
合掛ふとんは0.6~0.9kg。
肌掛ふとんは0.4kg以下でしょう。

羽毛ふとん比較冬・合掛・肌掛
奥:冬用 中:合掛 手前:ダウンケット

前回も書いたことですが
量販店では春秋ものを扱うことが少なく
肌掛ふとん、ダウンケットが多く販売されます。

合掛ふとんは少し厚みがありますが
ダウンケットは中身の羽毛の量が
0.4kg以下、0.3kgなど少量のため
非常に薄く、頼りないと思われる方もいらっしゃいますので
初めて購入する前には実際に確認されると良いでしょう。

と、これまで羽毛ふとんについて紹介してきましたが
夏は汗をかきやすい時季ですので
吸水性、吸湿性に優れた天然繊維、綿のもの
当店手作りの綿わたの合掛ふとんも人気です。
冬は羽毛ふとん、夏は綿わたのふとん。
という方も多くいらっしゃいます。

寝具選びに困った時には
下関市彦島の末次ふとん店におまかせください。
綿わたふとんも羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に
当店で手作りしています。

寝具原料も値が上がり・・・

前回、インテリア製品が価格改定、値上げされるとお知らせしました。

しかしインテリア製品に限らず、いろいろなものの値段が上がっています。
綿製品、羽毛など原料から価格が上がっており
手作りを続けている当店でも値上げが避けられない状況にあります。

インテリア製品は価格改定でモノが変わることはありません。
が、寝具は原料価格が上がってくると
それまでと同じ価格で提供しようとして、無理がきて
明らかに品質が落ちます。

数年前からの羽毛ふとんの品質低下を見れば明らかです。
ただ、分かりづらく品質を落としているので気をつけなければいけません。
品質は落ちているのに価格は20,000円を切るくらいでキープ。

カラクリを説明すると
側生地が綿が基本だったものが
ポリエステルを混ぜることで価格を抑える。
そしてポリエステルの割合を増やして、さらに価格を抑える。

中身の羽毛が1.4kg前後が基本だったものが
量を減らして、1.2~1.1kgに。

今ではポリエステル100%の側生地にして
中身の量が1.0kgに
なんて羽毛ふとんも見られます。
この羽毛ふとんは、はっきり暖かく快適なものとは言えません。

羽毛ふとんの選び方

寝具を購入する際には、価格も重要ですが
品質を見極めて購入するようにしましょう。
当店では、購入していただく際にはしっかりと説明させていただき
実際に見て、触って、実感していただいています。

下関市彦島の末次ふとん店。
羽毛ふとんも綿わたふとんも当店手作りで仕立てています。
安心しておまかせください。

羽毛ふとん選び、外せないポイント

今シーズンはグッと冷え込むことはありましたが
暖冬傾向にあるようです。
ただ、まだ2月。
暖冬と言っても、特に朝晩は冷えを感じるでしょう。
暖かくお休みになっていますか。

動物性のアレルギー、やっぱり昔のふとんが良いなど
綿わたのふとんを使われている方も多くいらっしゃいますが
冬ふとんと言えば、今では羽毛ふとんがその主役です。

羽毛ふとん

羽毛ふとんのイメージは何でしょう。
軽い、暖かい、高級寝具といったところでしょうか。

かつては高級寝具でした。
今ではかなり価格を抑えられたこともあって
普及が進んだと言えます。
もちろん、今でも高額な羽毛ふとんは多々あります。
が、超高級なものを使わずとも、暖かい羽毛ふとんはあります。

が、暖かい羽毛ふとん選びには注意が必要です。
羽毛ふとん=暖かい。
という言わば常識が通用しなくなっているものもあります。

中身のダウンの量が保温性に大きな影響を及ぼしますが
最近の羽毛ふとんはダウン量が減ってしまっているため
従来ほどの暖かさを得られなくなっているんです。

高級ではなく価格を抑えるために、品質を落としています。
価格という売りやすさを重視しているために
購入後の使いやすさには目をつぶっているんです。

購入後に目をつぶって使うふとん。
しっかりとした基準、ポイントを持って選びましょう。

当店の冬用の羽毛ふとんは中身のダウンの量がたっぷり入っています。
そして、さらに側生地は綿100%のものを取り揃えています。
夜から朝起きるまで快適、快眠をもたらす羽毛ふとん選びには
ダウン量、側生地の素材にはしっかりこだわるようにしましょう。

下関市近郊で羽毛ふとんのことなら
羽毛ふとんを自店で1枚1枚作ることができる
末次ふとん店・末次羽毛工房に安心しておまかせください。

ポリエステルのデメリットから目を背けずに

今週は羽毛ふとんについてお知らせしてきました。

羽毛ふとんの選び方

羽毛ふとんの中身の量が減っていること。
羽毛ふとんの側生地がポリエステルになっていること。

羽毛ふとんの中身の量が減っていることで
暖かくなくなっていることは分かる気がするけど
側生地なんて何でも良くないですか
どうせカバーを掛けて使うんだし・・・
という声もよく聞かれます。

羽毛ふとんにはカバーを掛けて使うでしょう。
そして、そのカバーは綿100%のものを使うようにしましょう。

カバーは綿のものでなければ、ふとんが汚れてしまいます。
カバーにもポリエステルのものが多くありますが
ポリエステルのカバーは不思議なことに
汚れを防ぐことができずに、ふとんが汚れてしまいます。
綿のカバーを使うことで、ふとんが汚れにくく
結果的に長くふとんを使うことができます。

そうなると、カバーが綿で、羽毛ふとんがポリエステル
ということになってしまいます。
この組み合わせでは、カバーとふとんの相性が良くなく
カバーの中で落ち着かない状態になったりします。

またカバーの問題だけではなく
ポリエステルは静電気の問題もあります。
ホコリを吸い寄せてしまい、寝ている間知らないうちに
ホコリを吸ってしまっているかもしれません。

また静電気によって、中身の羽毛が縮こまってしまう
可能性もあります。

前回もお知らせしましたが、側生地ポリエステルのメリットは
価格を抑えることができることです。
が、その抑えた価格だけではなくデメリットの方にも
目を向けなければいけません。

たった1回だけしか使わない、なんていう
特殊な場合は、安価にすむもので十分かもしれませんが
長く使うものは綿100%のしっかりとしたものを使うようにしましょう。

睡眠は明日の生活を支える大切なものです。
日中の活動を大きく左右するのも睡眠と言えます。
今一度、寝具について考えてみませんか。

羽毛ふとんだけではなく、ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店におまかせください。