夏こそ、綿素材

前回まで羽毛ふとんのダウン量や側生地についてお知らせしてきましたが、今回は夏に向けてちょっと補足を。
夏にまた同じようなことを書く予定ですが・・・。

羽毛ふとんは冬の寒い時季だけではなく、春~夏~秋にも使うことができます。
羽毛ふとんは中身のダウンを50%以上使っていれば「羽毛ふとん」と呼べます。

同じ羽毛ふとんでも、細かく分ければ冬に使う羽毛ふとん、春秋などに使う合掛(あいがけ)の羽毛ふとん、夏に使う肌掛の羽毛ふとん(ダウンケットとも呼ばれます)に分けられます。

ここ数年、かなりお安いダウンケットが出てきました。
しかし側生地がポリエステル100%のものが多く
冬の羽毛ふとんの多くに見られる綿が15%入っている側生地よりも品質が悪くなっています。
中身の量は0.2~0.3kgです。

夏は冬に比べると、当然のことながら汗をよくかきます。
ふとんには寝ている間にかいた汗を吸収、湿気を吸湿してもらう必要があります。
羽毛は吸湿性・発散性に優れているため、夏に使っても問題ありません。

しかし側生地が問題なんです。

ポリエステル混生地、ましてやポリエステル100%生地を使ってしまうと、素材の良さを活かすことができません。
ポリエステル生地に吸湿性などがないためです。

だからこそ、夏は綿素材なんです。

昔から夏はタオルケットやガーゼケットなど、綿素材のものを上手に使って、暑さをしのいできました。
羽毛ふとんだから羽毛だけに目を向けがちですが、天然素材の綿にも注目してみてください。

下関市彦島の末次ふとん店には、今でも綿100%素材の羽毛ふとんがあります。
安心しておまかせください。

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