前回、打ち直すことができるわたふとんについて
お知らせしましたが、少し補足します。
わたふとんは「和とじ」と呼ばれている
中綿と側生地がずれないように糸で止めているものが
見られると書きました。
「和とじ」は、機械(特殊ミシン)で行うところもありますが
当店では、1つ1つ手作業にて行っております。
この「和とじ」以外に、中身がずれないように
ミシンで細かく、端から端までまっすぐに
または波打ったようにキルティングされているものが見られます。
![敷布団キルティング](https://blog.suetsugufutonten.com/wp-content/uploads/2019/05/3e30902478c42d20e055e17ac09408fd-300x225.png)
このキルティングされたものは
その多くが打ち直しすることができません。
羊毛混のものであったり、ポリエステルのものであったり。
![敷布団ヘム](https://blog.suetsugufutonten.com/wp-content/uploads/2019/05/08c79b6c4ca609f1e5d5ce666c9ef449-300x225.jpg)
ふとんの周りをヘム加工と呼ばれる縫製をしているものも
打ち直すことができない羊毛混などのものです。
ふとんについている表示タグに
「中わた」と書いてあるために、中身が打ち直すことができる
「綿わた」と思われている方もいらっしゃいました。
わたのふとんは、新しく購入される際には
確かに安い羊毛混などのふとんよりはお値段が張ります。
ただし、一度購入されると
次回からはそのふとんを打ち直して
新品同様に復活させることができるため
長い目で見ると、お得感が出てきます。
もちろん寝心地も既製品のふとんとはまるで違い
ぐっすりお休みいただけるものになります。
これからの季節になると、わた敷ふとんでお休みになると
その暖かさをしっかり感じられることでしょう。
そして打ち直すことは、廃棄されるごみが少なく
地球にやさしい行動になります。
最近よく目にするSDGsですが
ふとん屋さんは、昔からず~っと地球にやさしい行動をしていました。
粗大ごみのナンバーワンと言われている「ふとん」
ごみの量を減らすという観点からも
「わたふとん」が見直されています。
下関市彦島の末次ふとん店では
新しいわたふとんはもちろんのこと手作りして
お使いになられていたわたふとんも
自店工場でわたを打ち直して、手作りで仕立て直しています。
打ち直すことができるのか分からない、不安な方は
お気軽に末次ふとん店までご相談ください。