打ち直すことができるふとんの見分け方

前回、打ち直すことができるわたふとんについて
お知らせしましたが、少し補足します。

わたふとんは「和とじ」と呼ばれている
中綿と側生地がずれないように糸で止めているものが
見られると書きました。
「和とじ」は、機械(特殊ミシン)で行うところもありますが
当店では、1つ1つ手作業にて行っております。

この「和とじ」以外に、中身がずれないように
ミシンで細かく、端から端までまっすぐに
または波打ったようにキルティングされているものが見られます。

敷布団キルティング
キルティング(面部分)

このキルティングされたものは
その多くが打ち直しすることができません。
羊毛混のものであったり、ポリエステルのものであったり。

敷布団ヘム
ヘム加工(ふとん周り)

ふとんの周りをヘム加工と呼ばれる縫製をしているものも
打ち直すことができない羊毛混などのものです。

ふとんについている表示タグに
「中わた」と書いてあるために、中身が打ち直すことができる
「綿わた」と思われている方もいらっしゃいました。

わたのふとんは、新しく購入される際には
確かに安い羊毛混などのふとんよりはお値段が張ります。
ただし、一度購入されると
次回からはそのふとんを打ち直して
新品同様に復活させることができるため
長い目で見ると、お得感が出てきます。

もちろん寝心地も既製品のふとんとはまるで違い
ぐっすりお休みいただけるものになります。
これからの季節になると、わた敷ふとんでお休みになると
その暖かさをしっかり感じられることでしょう。

そして打ち直すことは、廃棄されるごみが少なく
地球にやさしい行動になります。
最近よく目にするSDGsですが
ふとん屋さんは、昔からず~っと地球にやさしい行動をしていました。

粗大ごみのナンバーワンと言われている「ふとん」
ごみの量を減らすという観点からも
「わたふとん」が見直されています。

下関市彦島の末次ふとん店では
新しいわたふとんはもちろんのこと手作りして
お使いになられていたわたふとんも
自店工場でわたを打ち直して、手作りで仕立て直しています。

打ち直すことができるのか分からない、不安な方は
お気軽に末次ふとん店までご相談ください。

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