羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その3

急に冷え込む予報が出ています。
暖かくお休みになって、体調を整えましょう。

前回の続き、羽毛ふとんのリフォームについて。
羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わります。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛

今回から、2.羽毛の洗浄方法についてお知らせします。
当店では、以下の2通りの洗浄方法をご用意しています。
1.プレミアムダウンウォッシュ
2.ふとん丸洗い

洗わないという選択肢もあります。
まず今回は洗浄をした方が良いのかということを簡単に。

羽毛の洗浄方法

前々回、紹介しましたが
羽毛ふとんのリフォームの作業工程をすごく簡単に説明すると
お預かりした羽毛ふとんから羽毛を取り出して
その羽毛を新しい側生地に充填する。
ということになります。

洗わなければ、羽毛ふとんの中身の横移動のような形になり
ふんわり感などは以前のままで、側生地だけ新しくなるとお考えください。

羽毛ふとんを仕立て直そうとお考えの方は
おそらく長年使っていて、ふとんがへたってしまった
側生地が汚れてしまった、側生地が破れてしまった
というような悩みを解決したいはずです。

長年使っていると、側生地だけではなく羽毛ふとんの中身の羽毛も
くたびれて、汚れてしまっていたりします。
そこで中身の羽毛を洗浄してあげることで
羽毛本来のパワーを取り戻して、ふっくらさせることができます。

そのため、ご自分でクリーニングに出して丸洗いしてすぐ
購入してすぐ、など洗わなくても良いと思われる場合以外は
基本的に洗浄することをおすすめします。

そして、次回以降に詳しくお伝えしますが
洗浄方法は、まずプレミアムダウンウォッシュをお考えください。
どっちの洗浄方法にしようかなぁ・・・と思った場合は
間違いなくプレミアムダウンウォッシュです。

まだまだきれいな状態で、例えば購入後2~3年などの場合は
丸洗いで十分かもしれませんが、そんな羽毛ふとんを
果たしてリフォームするかというと、しないはずです。
よほど不満を持たない限りは。

前回までの側生地の話にも関係してきますが
今まで使っていた羽毛ふとんが綿100%のもので
買い替えた羽毛ふとんの側生地がポリエステル混の場合
暖かくない、快適ではないと、きれいな状態でリフォームされる方もいらっしゃいます。
そんな場合は丸洗いによる仕立て直しで十分満足できることでしょう。

次回、プレミアムダウンウォッシュと丸洗いの違いを
紹介しようと思います。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その2

前回の続き、羽毛ふとんのリフォームについてです。
羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わります。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛

前回は、この1番の新しい側生地の品質について
特に、綿100%とポリエステル混の側生地があることについて
お知らせしました。

ポリエステル混について
これまでの多くがポリエステル85%、綿15%の側生地でした。
が、ここ1~2年でポリエステル100%のものも見られるようになりました。
価格が据え置けるように、品質を落としているようです。
通販などチラシの表示や実際の品質表示タグを確認しましょう。

側生地の品質、素材についてお知らせしてきましたが
さらに言うと、キルティングなどによっても価格に差が出ます。

現在の主流は、立体キルトと呼ばれるもので
キルト部にマチを作り、羽毛ふとん自体の高さを確保しています。
かさ高をより確保でき、保温性が格段にアップする
ツインキルト(二層式)も多く見られます。
ツインキルトは製造に手間がかかる分、金額がアップします。

なお、夏の羽毛ふとん(ダウンケット)などには
マチのない、たたきキルティングが用いられています。
かなり昔の羽毛ふとんには用いられていましたが
現在では冬の羽毛ふとんには、このキルティングは使われません。

またキルティングによるマス目の数によって
多少なりとも金額が変わります。
シングルサイズの立体キルトで言うと
4マス×5マスが一般的ですが
3マス×4マスなど、マス目を少なくして
作業時間を短くすることで、価格を少しでも落としたりもします。

当店では基本的にシングルサイズの立体キルトは
4マス×5マスのものになります。
また、六角キルトなど肩口をより暖かくするための
特殊キルトのものもご用意しております。

次回は、2.羽毛の洗浄方法について
お知らせしようと思います。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんのリフォームの価格を決めるのは、その1

羽毛ふとんはリフォームする(仕立て直す)ことで
まるで新品のような羽毛ふとんに生まれ変わります。
だから羽毛ふとんをお使いの方は捨てるのはもったいないです。
一度リフォームということを考えてみませんか。

羽毛ふとんリフォーム

羽毛ふとんのリフォームの作業工程をすごく簡単に説明すると
お預かりした羽毛ふとんから羽毛を取り出して
その羽毛を新しい側生地に充填する。
ということになります。

そして羽毛ふとんのリフォームの金額は
主に、次に挙げる3点で大きく変わります。

1.新しい側生地の品質
2.羽毛の洗浄方法
3.不足分の羽毛


今回は、この1番の新しい側生地の品質についてお知らせします。

羽毛ふとんの側生地は、まず素材。
主に綿100%のものと、ポリエステル混のものがあります。
従来は綿100%のものが当たり前でしたが
ここ数年の価格の高騰により、どんどんポリエステルのものが増えています。

羽毛のこと、ふとんのことを考えると
綿100%のものを選ぶようにしましょう。
ポリエステル混のものは、確かに安くなりますが
蒸れてしまう、静電気の心配があるなどデメリットも多く存在します。
蒸れは快眠の妨げになり、静電気はホコリを呼びよせてしまう心配もあります。

あえてメリットを挙げるとすれば
価格を抑えることができる。側生地が軽くなる。
といったところでしょうか。


この綿素材、ポリエステル混素材については
今までのブログでもお知らせしていますが
今後もどんどんお知らせしていきます。
羽毛ふとんを選ぶ際には、品質表示タグをしっかり確認するようにしましょう。

そして綿素材でも、綿の質によって金額が変わります。
一般的に番手と呼ばれていますが
番手の数が大きいものほど、糸が細くしなやかに軽い生地になります。
当店では、超長綿と呼ばれる基準となる60番手生地をメインに
よりしなやかになる80番手、100番手と品揃えてしています。
現在のところ60番手以下の超長綿以外の綿生地の取扱いはしておりません。
安心して綿素材の生地をお選びください。


次回以降、上に挙げた3点を中心にリフォームについて
お知らせしていきたいと思います。

当店ホームページの羽毛ふとんのリフォームのページでも
お知らせしていますので、併せて参考にしてください。

新品もリフォームも、羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に自店工房で手作りしています。

羽毛ふとんも仕立て直すことができます

綿わたふとんを打ち直し、仕立て直しができる、ということはご存知でも
羽毛ふとんをリフォーム、仕立て直すことができる、ということを
ご存知ではない方が多くいらっしゃいます。

世のふとんが全て使い捨てと思われている方もいるようですが
綿わたふとん、羽毛ふとんは作り直すことができます。

昨今の羽毛価格の高騰により
羽毛ふとんを捨てるのはもったいないかもしれません。
捨てた方が良いものなのか、リフォームした方が良いのか
ご自身で判断が難しい場合には
当店までお気軽にご連絡ください。

羽毛ふとんリフォーム

次回以降、詳しくお知らせしますが
羽毛ふとんの仕立て直し(リフォーム)は
洗浄方法によって出来上がりまでの日数が変わります。
これからどんどん肌寒くなる季節がやってきます。
なるべく早く準備するようにしましょう。

しばらく羽毛ふとんのリフォームについてお知らせしていきたいと思います。
羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に当店で手作りしています。

仕立て直しは地球にもお財布にも優しい

台風が過ぎて、朝晩はかなり涼しくなり
昼間の風も一気に秋の風に変わったように思われます。

気温の変化も大きく、体調不良を引き起こしやすくなります。
以前であれば、ただの風邪ですんでいたことが
今なら新型コロナの感染を疑われてしまいます。
風邪もひきにくい世の中・・・ご注意ください。
体調不良はしっかりとした睡眠をとることで防ぐこともできます。
冷えすぎないようにして眠るようにしましょう。

さて、気温が下がり涼しくなってくると
頭にふとんのことがよぎるのでしょう。
お仕立て直しのご依頼が増えてきます。

仕立て直し

綿わたふとんと羽毛ふとんをお使いであれば
打ち直し、リフォームなどできれいに復活させることができます。

量販店などで多く見られる羊毛混の敷布団や
ウレタンなどのマットレスなどは仕立て直しはできないため
廃棄処分になります。

ふとんの使い捨ては大量のごみを生みます。
使えるものは長く大事に使うようにしましょう。
綿わたふとん、羽毛ふとんは仕立て直すと
古いふとんの側生地と中身の綿、羽毛の一部のみが
ごみになります。ふとん丸々と比べた場合のごみの量は雲泥の差です。

地球に優しい仕立て直しですが
新しく購入するよりもお買い得に復活するため
お財布にも優しいのが仕立て直しです。

下関市近郊で綿わたふとん、羽毛ふとんの仕立て直しのことなら
末次ふとん店・末次羽毛工房に安心しておまかせください。
自店工場で仕上げるため、低価格高品質に仕上がりますよ。