枕・・・いや敷寝具の方を重視しましょう

前回、枕選びについてお知らせしました。
が、睡眠の不調の原因の全てを枕に押し付けるのは
枕が不憫でなりません。

体の大部分を支えてくれる敷寝具こそ重要です。

枕よりも先に敷寝具を替えた方が良いこともあります。
敷寝具を替えたら枕はそのままで十分なことも。

横向きに寝た時に、枕の高さが必要になりますが
敷寝具の硬さ、柔らかさによって高さも変わってきます。
横向き時の肩を支えるのは敷寝具の仕事です。
枕に全てをまかせることなく
寝具全体で考えるようにしましょう。

そのため、店舗での枕選びをする際には
今、実際にお使いの敷寝具の硬さも頭に入れておきましょう。

オーダー枕に合わせるために
同時にお店で敷寝具を販売することもあるようです。
その場合、一般的に敷寝具の方がより高額になるようです。
思わぬ出費につながる恐れもあります。
一度冷静になって判断するようにしましょう。

下関市彦島の末次ふとん店。
オーダー枕の取扱いはありませんが
枕も敷寝具も素材をいろいろと品揃え。
実際に触れて、確認してお選びいただけます。
安心してご相談ください。

寝具の湿気対策

17日の月曜日、ようやく梅雨入りが発表されました。
が、発表後は晴れ、そして今日はかなりの高温が予想されています。
お気をつけください。
なお、例年山口県を含む九州北部の梅雨明けは7月19日ごろです。

日本は湿度が高い国です。
寝具と上手に向き合っていくには
湿気とどう向き合うか、湿気をいかに飛ばすかということが重要です。

綿わたふとんなどは、基本的には日干しをすることです。

ただ素材によっては日干ししてはいけないものがあります。
ムアツふとんやエアーなどのウレタン系の素材
ボディドクターなどのラテックス素材は
日干しすると劣化してしまうため日干しは避けなければいけません。

この場合は立てかけたり、たたみ方を変えたりして
常に接している面を空気に触れさせたりして湿気を飛ばすようにしましょう。
除湿シートなどを使って対策することも一つの手です。

湿度、湿気と上手に向き合って
寝具がカビてしまうことがないようにしましょう。
今から梅雨時季ですから特に注意が必要になりますが
季節を問わず湿気対策しましょう。

カビが生えてしまうと
寝具は体に非常に近い場所にあるため
寝ている間に無意識のうちにカビを吸い込み
健康を害するおそれがあります。

下関市彦島の末次ふとん店。
ご相談だけでも、お気軽にどうぞ。
寝具は適切にお手入れして、清潔に保ちましょう。

熱を持ったままでは結露します

前回は冬物寝具をしまい込む前には
しっかりと乾燥させることが重要だとお知らせしました。

が、季節変わりに収納する時に限らず
寝具は乾燥させることが重要です。

そして、綿わたふとんなど天日干しすることが多いと思いますが
天日干しして、そのまますぐに押入れなどに
入れてしまわないようにしましょう。

取り込んだ直後は、ふとん自体が温かく熱を持っているため
そのふとんの熱気を飛ばしてから収納するようにしましょう。

熱気を持ったままでは
押入れなどで結露が生じて、カビの心配が高まります。

じゃあ干さないでそのまま敷いておく
とお考えになるかもしれませんが
寝具と接地面の温度差などで結露が生じる心配もあるため
万年床はやめましょう。

ウレタン系のマットレスやボディドクターなどの天然ゴム系素材など
日干しには適していない素材もあります。
その場合は、部屋の中で立てかけるなどして
湿気をため込まないようにしましょう。

下関市彦島の末次ふとん店。
ウレタン系マットレス、ボディドクターなど
機能性敷布団、マットレスの取扱いもしております。
店内にて試し寝することもできますので
お気軽にご来店、ご相談ください。

寝具をしまい込む前には乾燥を

もうすぐ梅雨入りすることでしょう。
冬物寝具は完全にしまい込んだでしょうか。

冬物寝具をしまう時には
しっかりと乾燥させてからしまうようにしましょう。

圧縮袋に入れて収納される方もいらっしゃるでしょう。
その場合もしっかり乾燥させておかなければ
中でカビが発生したり、カビ臭がしたりする可能性が高まります。

圧縮袋は収納スペースを確保するという点では
かなり有能かもしれません。
が、ふとんから見るとあまりおすすめできません。

というのも、圧縮したふとんは圧縮前と同じ状態に戻らないことが多く
ふとんの寿命を縮め、羽毛ふとんに至っては側生地を破る心配もあります。

と言っても使うよ、使うしかない、という場合は
カッチカチの限界まで圧縮するのではなく
余裕を持った状態でやめておき
中に圧縮袋専用のシリカゲルや脱酸素剤を入れておきましょう。
そうすることで、ダニやカビの発生を抑えることができます。

いずれにせよ、まずは寝具を乾燥させておくことが重要です。
しっかりとしたお手入れをしておくことで
次に使う際にも気持ち良くお使いいただけます。

しまい込む前に何か不都合、不具合がありましたら
仕立て直しの機会かもしれません。
お気軽にご相談ください。

下関市彦島の末次ふとん店。
手作りの綿わたふとん、羽毛ふとんだけではなく
寝具全般、取り扱っております。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ。

綿素材のカバーがふとんを守る

ウォッシャブルでなければ
寝具は清潔に保つことができないのか・・・。

ふとんにはカバーをつけて使うようにしましょう。
カバーをつけることで
ふとんが汚れない
側生地がこすれる傷みが起きにくい
というメリットがあります。

ふとんが汚れなければ、ふとんを洗う心配もなくなります。
側生地が傷まなければ、中身のわたや羽毛などが飛び出て
買い替える心配もなくなります。

もちろん好きな柄のカバーをつけることで
気分も良くなるということもあるでしょう。

そこでカバー選びの注意点を。
カバーは柄を最重視する方が多いですが
綿100%かどうか、素材にも注目しましょう。

ポリエステルが混ざっているものが多いですが
ふとんの汚れを防止するという点からは
綿素材のものを選ぶようにしましょう。

綿のものはカバーが汚れをキャッチして、ふとんを守りますが
ポリエステルのものは、汚れをふとんに通してしまいます。

仕立て直しのご依頼などでお預かりしたふとんを見て
長年使っているにも関わらず
えり元など、ふとんがきれいな状態が保てているものは
普段、綿のカバーを使っていることが分かります。

ちょっと使う程度であれば問題ありませんが
毎日使うカバーでしっかり汚れを防いであげることで
ふとんをきれいに長くお使いただけます。

下関市彦島の末次ふとん店。
カバーも綿100%のものを品揃えしています。
お気軽にご来店ください。