寝具をしまい込む前には乾燥を

もうすぐ梅雨入りすることでしょう。
冬物寝具は完全にしまい込んだでしょうか。

冬物寝具をしまう時には
しっかりと乾燥させてからしまうようにしましょう。

圧縮袋に入れて収納される方もいらっしゃるでしょう。
その場合もしっかり乾燥させておかなければ
中でカビが発生したり、カビ臭がしたりする可能性が高まります。

圧縮袋は収納スペースを確保するという点では
かなり有能かもしれません。
が、ふとんから見るとあまりおすすめできません。

というのも、圧縮したふとんは圧縮前と同じ状態に戻らないことが多く
ふとんの寿命を縮め、羽毛ふとんに至っては側生地を破る心配もあります。

と言っても使うよ、使うしかない、という場合は
カッチカチの限界まで圧縮するのではなく
余裕を持った状態でやめておき
中に圧縮袋専用のシリカゲルや脱酸素剤を入れておきましょう。
そうすることで、ダニやカビの発生を抑えることができます。

いずれにせよ、まずは寝具を乾燥させておくことが重要です。
しっかりとしたお手入れをしておくことで
次に使う際にも気持ち良くお使いいただけます。

しまい込む前に何か不都合、不具合がありましたら
仕立て直しの機会かもしれません。
お気軽にご相談ください。

下関市彦島の末次ふとん店。
手作りの綿わたふとん、羽毛ふとんだけではなく
寝具全般、取り扱っております。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ。

綿素材のカバーがふとんを守る

ウォッシャブルでなければ
寝具は清潔に保つことができないのか・・・。

ふとんにはカバーをつけて使うようにしましょう。
カバーをつけることで
ふとんが汚れない
側生地がこすれる傷みが起きにくい
というメリットがあります。

ふとんが汚れなければ、ふとんを洗う心配もなくなります。
側生地が傷まなければ、中身のわたや羽毛などが飛び出て
買い替える心配もなくなります。

もちろん好きな柄のカバーをつけることで
気分も良くなるということもあるでしょう。

そこでカバー選びの注意点を。
カバーは柄を最重視する方が多いですが
綿100%かどうか、素材にも注目しましょう。

ポリエステルが混ざっているものが多いですが
ふとんの汚れを防止するという点からは
綿素材のものを選ぶようにしましょう。

綿のものはカバーが汚れをキャッチして、ふとんを守りますが
ポリエステルのものは、汚れをふとんに通してしまいます。

仕立て直しのご依頼などでお預かりしたふとんを見て
長年使っているにも関わらず
えり元など、ふとんがきれいな状態が保てているものは
普段、綿のカバーを使っていることが分かります。

ちょっと使う程度であれば問題ありませんが
毎日使うカバーでしっかり汚れを防いであげることで
ふとんをきれいに長くお使いただけます。

下関市彦島の末次ふとん店。
カバーも綿100%のものを品揃えしています。
お気軽にご来店ください。

ウォッシャブルは良いことなのか

早いものでもう5月も終わりを迎えます。
今週は、ふとんの丸洗いについてお知らせしてきました。

最近はウォッシャブルをうたうものが増えてきたように思います。
どうせなら洗えた方が気持ち良いし
とウォッシャブルを選択される方も多くいらっしゃいます。

もちろん、お肌への影響など、敏感な方にとっては
洗えるということは重要な要素となりますが
あくまでも、おまけの機能だと考えた方が良いかもしれません。

ウォッシャブル寝具は、その多くのものが
ポリエステル、化学繊維を使っているものです。
寝具は本来、ぐっすり眠るための道具です。
ポリエステルなどの化学繊維は吸湿性が悪く
快適な睡眠環境をもたらすものではありません。

洗えるという機能性だけにとらわれて
快適な睡眠環境を手放すことのないようにしましょう。

下関市彦島の末次ふとん店。
あなたにぴったりの寝具選びのお手伝い。
お気軽にご相談ください。

綿わたふとんは洗わない

前回、ふとんをきれいにしたい場合には
丸洗いが頭に浮かぶのではないでしょうか
ということで、羽毛ふとんの丸洗いについて
注意点もお知らせしました。

今回は綿わたのふとんについて。

綿わたふとんも、年に数回、数十回は
丸洗いに失敗したと持ち込まれる方がいらっしゃいます。
羽毛ふとんの洗濯乾燥の失敗よりも数は多いです。

綿わたふとんに関しては
クリーニング屋さん、コインランドリーを問わず
丸洗いは避けるようにしましょう。

丸洗いをすると、中身のわたがゴロゴロになってしまったり
乾燥不足で湿ったままになったりします。

また、無事に洗濯乾燥できても
洗うことでわたが持つ油分を必要以上に奪ってしまうため
仕上がった直後はきれいに満足できたとしても
ギスギスと硬くなってしまい、ふっくら感が失われます。

綿わたふとんをふっくら戻したいのであれば
打ち直しです。
中身のわたを完全にほぐして
新しい側生地で包みなおすために
新品同様によみがえります。

下関市彦島の末次ふとん店。
今も変わらず、当店工場でわたを打ち直し
職人が1枚1枚手作りで仕立てています。
手作りのぬくもりのある綿わたふとん。
今後も変わらず、使い続けていきませんか。

羽毛ふとんを洗う

ふとんをきれいにしたい。
そんな時、頭に浮かぶのは丸洗いでしょうか。

ふとんを洗いたいからといった時に
クリーニング屋さんに出す
コインランドリーで洗う
家の洗濯機で洗う
という選択肢があるでしょう。

ふとんにもよりますが、大きさによっては
家の洗濯機で洗うことは難しいでしょう。

ここではシーズンオフになったであろう
冬用の厚めの羽毛ふとんについて。

クリーニング屋さんに出すか、コインランドリーか。
クリーニング屋さんの場合は自身の判断は必要ないかもしれません。
コインランドリーの場合は洗う前のチェックが必要です。

側生地に傷や痛みがないかどうか
羽毛が吹き出る心配がないか、よくチェックしましょう。
コインランドリーの洗濯機の中で羽毛が吹き出た
というご相談は毎年のように聞きます。

そして洗えたとしても、乾燥が非常に難しいのが羽毛ふとん。
完全に乾燥させなければ不快な仕上がりになります。
一見乾いているように見えても、中は湿っていることも。
気付かずにそのままでは、中の羽毛はふわっとならずに
洗う前よりもへたった状態になってしまいます。

当店では、そんな洗濯乾燥に失敗した羽毛ふとんでも
プレミアムダウンウォッシュによって復活させることができます。
中身の羽毛を取り出して、羽毛だけを洗浄乾燥。
元通りの羽毛のパワーを取り戻し、ふっくら仕上がります。

羽毛ふとん洗濯失敗

上の写真は分かりづらいですが
洗濯乾燥に失敗して濡れたままの状態で持ち込まれた
冬用の羽毛ふとんでしたが、しっかりと復活しました。

洗う前に不安を抱いたなら、側生地の状態を問わない
プレミアムダウンウォッシュによるリフォームを!

下関市彦島の末次ふとん店。
羽毛ふとんも1枚1枚丁寧に手作業で仕立てています。
安心しておまかせください。