前回、最近の羽毛ふとんは中身の量が少なくなっているため
暖かくないかもしれないことをお知らせしました。
今回は、もう一つの注意点
羽毛ふとんの側生地にも気をつけましょうというお知らせ。
少し前まで、羽毛ふとんの側生地はそのほとんどが綿100%でした。
おそらくお持ちの羽毛ふとんをリフォームしようかな
と思うくらい長くお使いのものは綿100%だと思います。
そんな綿100%が当たり前だったものが
近年の羽毛価格や綿価格の高騰の影響を受けて
ポリエステルなどの化学繊維を用いたものが多くなりました。
量販店など、おそらく今一番出回っているのが
ポリエステル85%、綿15%のもので
最近ではポリエステル100%の側生地も見られるようになり
綿100%の側生地を使った羽毛ふとんは見られなくなってきました。
羽毛の良さを活かすのは、やはり綿素材。
ポリエステルでは羽毛の持つ吸湿性などを活かせず
蒸れを感じることにつながります。
お客様の中には
「綿100%の羽毛ふとんはありますか」
とお尋ねの方もいらっしゃいます。
綿のものが優れていることは肌で感じられているようです。
下関市彦島の末次ふとん店。末次羽毛工房。
他店では見つからなくてもご安心ください。
今でも綿100%の側生地の羽毛ふとんを作っています。