前回、中身の量についてお知らせしました。
羽毛ふとんを選ぶ際の判断材料として
もう1つ、大事なことがあります。
それは、羽毛ふとんの側生地の品質です。
今使っている羽毛ふとんの側生地は綿100%ですか。
前回1.4kg入りが標準だったとお知らせした10年以上前。
綿100%の側生地が標準、当たり前だったのも10年以上前。
綿100%のものでなければ、絹が使われているくらいでした。
絹も非常に優れた材質ですが、側生地として使うには
少し強度に不安があります。
絹側の羽毛ふとんは、側生地が破れる、擦り切れることが多く
リフォームする原因になります。
と、話がそれましたが
羽毛ふとんの側生地には綿100%のものを選ぶようにしましょう。
しかし、残念なことに最近の主流はポリエステル混のもの。
多くがポリエステル85%、綿15%でしょう。
さらにはポリエステル100%のものも見られるようになりました。
ポリエステルを使った側生地のメリットは何でしょう。
それは、価格です。
綿の価格が高騰したことにより
代替品のポリエステルで、見た目の価格を抑えています。
他にもポリエステルの生地は綿に比べると軽いため
中身の羽毛の量が少なくてもふんわり見せることができます。
これが中身の量が少なく、側生地も綿ではなくなってきた要因です。
市販品では、ほとんど見られなくなってしまった
綿100%側生地の羽毛ふとん。
当店では、今も綿100%の側生地が主流、本流です。
ポリエステル混の生地を使った羽毛ふとんも揃え
実際に手にして触って、違いを確認することもできます。
羽毛ふとんのことなら
下関市彦島の末次ふとん店・末次羽毛工房に
安心しておまかせください。