座布団の向き、裏表の見分け方は思いのほか簡単です

先日、御前座布団についてお知らせしました。
最近は座布団離れが著しいですが
お盆などに人が集まったりする際に
座布団を使う機会があることでしょう。

というわけで、例年のごとく
座布団についての豆知識を。

手作り座布団

意外に知られていないのが
座布団が正方形ではなく、長方形だということです。
小座布団やクッションは正方形ですが
昔ながらの座布団は短辺と長辺の長さが約4cm違い
59cm×63cm、55cm×59cmといった具合です。

座布団には前後、そして裏表があります。
御前座布団などで使う際には気をつけるようにしましょう。
座って使うもののため、意外に目線が下がって
目につきやすいのも座布団の特徴です。

座布団は縦長にして座るようにしましょう。
前(ひざの方)を座布団の側生地に
継ぎ目がないように置くことで、必然的に縦長になります。

また座布団には裏表もあります。
ちょっと分かりにくいですが
三辺の継ぎ目があるところを見て
生地が上からかぶさっている方が上になります。
座布団の真ん中の房の作り方によって
反対側には房を作らず、房がある方を上にしているものもあります。

なお、自宅以外で座布団に座る機会があった場合に
前後や裏表が違っていることに気が付いたとしても
そのまま座るようにしましょう。

最近では座布団を手作りで仕立てる職人が減っているようです。
ふとん同様、手作りと機械仕上げでは全く仕上がりが違い
座り心地がまるで違います。
機械仕上げのものはふわふわで、座り心地が良くありません。

下関市彦島の末次ふとん店、座布団も当店職人が手作りしています。

明日から3日間(14、15、16日)お休みさせていただきます。

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